文学少女
本屋に本を買いに行ったら、女子高生2人組が小説本を物色していた。と聞いて、メガネをかけた文学少女を想像する人は多いと思う。しかし、その2人組は、いわゆるイマドキの女子高生。
そんな子が読書をすること自体に驚きを感じたのだけど、その2人の会話を耳にしてさらに驚いたのだ。
なんと選んでいたのは、恋愛やファンタジー小説などではなく、いわゆる純文学に分類されるもの。
年間50冊を目標にする私ですら敬遠しがちのジャンルである。
その2人が交わしていた会話とは、
女子高生A「夏目漱石とかヤバくね?」
女子高生B「先生が自殺するやつっしょ?」
女子高生A「え~、なんだっけそれ!?」
私(こころだろ。教科書に載ってるだろ、思い出せ)
女子高生B「えー、何コレ、檸檬だって」
女子高生A「それどんな話だよ、チョー気になるゥ」
私(本屋に檸檬を置いてくる話だよ。理解するのは難しいよ)
女子高生B「やっぱ太宰かな、太宰」
女子高生A「うーん・・・」
とまぁ、こんな感じだった。正確には内容を理解していなくとも、作者名、あるいは名高い作品だということは認識しているらしい。でも、たとえそれだけだとしても、イマドキの女子高生が純文学を物色していると言うその状況自体が本当に新鮮に思えたのだった。最近の若い子もまだまだ捨てたもんじゃないね。
でも純文学を読むならやっぱりその年代が一番だと思うんだよね。ある程度年を重ねちゃうと、そのジャンルはどうにも読めなくなってくる。10代の精神だからこそ感受できるものがあるはずだ。
良い作品に出会えよ。



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