2020年9月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
無料ブログはココログ

« 秋物買ったけど | トップページ | 転落人生 »

2011/09/11

10年前のお話

9.11から丸10年ですか。早いものですね。
10年ひと昔というけど、あの日自分はいったい何をしていたのか。
実は私、鮮明に覚えているんです。
当時2001年、私は21歳の未来ある若者でした。
しかし、そんな若者の私でしたが、インターネットにはまり、特にヤフーのサービスであったチャットに病的にはまっていたのでした。

チャットに嵌りだしたのがだいたい2000年ごろ。
あの頃まだ高速回線など加入しておらず、テレホタイムと呼ばれる、午後11時からの接続定額時間帯にネットをはじめ、そのまま朝日が昇るまで繋いでいるということも珍しくない日々を送っていたのです。
なぜそこまでチャットに嵌っていたかというと、チャットを通じて知り合った仲間と仲良くなり、その中の一人が私の大学のすぐお隣の大学に通っているひとつ年上の女性で、チャットでの交流を経て好意を抱き、チャットで告白し、二人の共通ポイントでもあった靖国神社で実際に会い交際に発展するという、そんな青春の一ページを描いていたからです。

ところがそんな付き合いも、1年ほどで早くもマンネリを迎えてしまい、すれ違う中、終焉を迎えつつありました。
そして運命の2001年9月11日を迎えたのです。
その日、いつも通りテレホタイムにログインし、彼女や仲間と合流、その中で私は別れを切り出しました。
彼女もそういう流れを予測していたのでしょう、とくに揉めることもなくあっさりと二人の関係は終わったのでした。
実は来年の短大卒業を控えて、家業を継ぐべく実家のある鳥取に帰る方向性が固まっていた彼女にとって、4年制、しかも留年しまくりで大学生活がかなり残っていた私の重荷になるまいと、少しずつ関係を冷ましていったのだと、のちに別のチャット仲間から聞きましたが、当時のまだ子供だった私にはそんな彼女の真意に気づくこともできず、冷めつつあった関係に勝手に嫌気をさし別れ話を切り出したのでした。ひとつ年上の彼女との間にはいかんともしがたい意識の差が存在していたのです。

そしてあの事件が起きました。
一旦チャットからログアウトしていた彼女が再び現れ、驚く私にTVをつけてみろと言ったのです。
言われるままにスイッチを入れた私の眼にはあの信じがたい映像が映し出されたのでした。
さっきまで暗い別れ話をしていたというのに、未曽有の事態にそんなことすっかり忘れて興奮して語り合ったのです。
そしてその時が、彼女の姿を見た最後だったのです。

あれから10年が過ぎ、31歳になった私は未だ独身です。
10年前の自分にひとこと言えるとしたら、人の気持ちに気づける人間になれ、それだけですね。
彼女のその後は知るべくもありませんが、あれだけいい女が幸せでないはずがないでしょう。
きっとどこかで楽しく暮らしていると思います。
そしてもしかしたら彼女も10年前のことをちょっとは思い出してくれているのかもしれませんね。
9.11からまる10年と聞いて、ふとそんなことを思い出したのでした。

« 秋物買ったけど | トップページ | 転落人生 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 10年前のお話:

« 秋物買ったけど | トップページ | 転落人生 »