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2015/01/11

四国一周珍道中~その6 道後温泉(愛媛県)

しまなみ海道での、いい運動というにはあまりに過酷な本気ライドでへとへとになった私。
もうさっさと宿泊地に向かいたい。
今夜は道後温泉に泊まる。
道後温泉はかつて行った有馬、白浜と並ぶ日本三古湯の一つ。
日本最古の温泉とも呼ばれる由緒正しい温泉地。
夏目漱石の坊ちゃんの舞台でも有名。
そんな超有名温泉地だから、各地の温泉地めぐりをしている私にとって、ここは必ず来たい場所でもあった。

道後温泉へはまず松山駅で降りて路面電車に乗り換えていく。

この路面電車のダイヤの中には、坊っちゃん列車と言われる機関車も走っており、情緒が増す。

これに乗るためには整理券をまず求めねばならず、争奪戦となる。
今回は乗る機会に恵まれなかったが、ここに来たならぜひ乗っておきたい列車だね。

で、結局普通の路面電車に乗ったのだが、またしても失敗して道後行きじゃなく、松山市駅前行きに乗ってしまう。
四国入りしてからこんなことばかり。どうしちゃったんだろ、俺。
結局面倒になったので、ここからはまたタクシー。
お金がどんどん減っていく・・・。
まぁおかげで着いたときにはちょうどからくり時計が動き出す瞬間だったんで良しとしよう。

道後温泉に来たら、何はともあれ道後温泉本館へ行く。
国の重要文化財にも指定された浴場で、日本で唯一の皇室専用浴室もある。
まさに道後温泉のシンボル。
そんな場所だから長蛇の列ができているのも当然。

本来は休憩室付きのチケットを求めるのが王道だが、ここは大人しく神の湯の入浴のみにしておく。

当然浴室にも人々が溢れかえっており、湯船はギュウギュウ詰めなんてことも。
記念的な入浴だけでさっさと上がってしまった。
温泉は泊まる宿でジックリ楽しみたい。

湯から上がり、温泉街を散策してみる。
土産物屋などが立ち並ぶ賑やかなアーケードを抜けると、昔ながらの温泉街的な風景に変わる。
昭和な感じの店を眺めつつ角を曲がるとそこには・・・。
ありました。これが噂の道後温泉のある意味最大のスポット。
その名は道後ヘルスビル。

ビルに入っているテナントが全て風俗店という、なんともお下劣なビル。
東京では激減しているらしい箱ヘルだらけのビル。
道後坊ちゃんビルなんて名前もあるみたいだけど、漱石が怒りそうです・・・。
その一角から先はソープランドなどのある歓楽街。
エロオヤジの天国がそこには広がっていた。
またこのあたり一帯は多幸町と呼ばれる地域らしい。
そりゃこれだけより取り見取りなら、たいへん幸せになれましょうよ・・・。
道後温泉は日本最古の由緒ある温泉?文学の街?
いいや、ここの真の姿は、日本屈指のエロ温泉街だね、間違いない!

その一方で、漱石の小説にも出ていた、かつての色町であった通称ネオン坂は今ではもう見る影もなかった。

ここにはかつて置屋が立ち並んでいたという。
そんなかつての遊郭跡も今では兵どもが夢の跡。
赤線時代の名残のあった古いスナックや妓楼跡も全て取り壊され更地になっていた。

日本の古き温泉街の残骸も消え失せ、すっかり何もない空間と化したネオン坂。
今では上人坂と名前をかえて、誰も寄り付かない観光地とは思えない寂れ具合だ。
せっかくだから一番奥に佇む宝厳寺でお参りしておく。

正岡子規の詠が掘られた石碑があった。

「色里や 十歩離れて 秋の風」

これがかつてのこの一帯の状況をしのばせる、唯一の証となっていますね。
宝厳寺から坂を振り返る。
本当に何もなくなっちゃった。決して悪しき歴史だなんて言えないはずだ。
かつては当たり前に存在していた事実。それを完全に葬り去っちゃうのは、少しさびしいというか勿体ない。

と、坂を下り帰ろうと思ったら、何やら怪しい視線を投げかけてくるオヤジが出現。
・・・完全に絶滅したわけじゃないのか!?
とりあえず軽くスルーしておいたけど、人が生きている限り、きっといつまでもそれ系はなくなりはしないんだなと思った。

さぁそろそろ宿に行こう。
今夜の宿泊先はちょっと豪勢だぞ。
泊まるのは旅亭うめ乃やさん。一人旅の若造にはちょっと敷居が高い宿みたいだが。

大型のホテルなどから少し離れた、道後公園のすぐ前にひっそりと佇む純和風の宿。
部屋数はわずか8部屋で、それゆえののんびりした時間と、静けさ、行き届いたサービスを堪能できる。
温泉は男女一つずつで入れ替え制。
決して湯めぐりが楽しめるわけではないけど、この2つで十分と思える素晴らしいお湯。
他の宿泊客と遭遇することもなく、一人でお湯を独占できる幸せ。
可愛らしい若い中居さんの精一杯のもてなし。絶品の料理の数々。
四国に来てから初めてゆっくりのんびりした時間を過ごせた。
本当にこの宿を選んでよかった。今まで泊まった温泉宿でベストかもしれない。
何もない、自動販売機さえない宿だけど、空間を静かに流れる時間そのものを楽しめる、そんな宿。
調子に乗ってワインをボトル1本開けてしまい、人生で一番の酩酊状態になってしまい夜8時半に寝てしまったのがもったいなかった。
だがそれこそゆっくりできた証。この旅最後の夜が最高のものとなって言うことはない。
道後に来たならこの宿に泊まることを強くお勧めできますよ。


道後温泉データ

温度:42~51℃
泉質:単純温泉
効能:神経痛、リューマチ・胃腸病・皮膚病・痛風・貧血など

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