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2015/08/21

臨時北斗星撮影@クリコガ下りラストラン編

上り撮影を終えてから、すぐさま下り撮影ポイントに戻った。
置きゲバしておいた場所には、別の人の三脚も設置されており、さすがにラストランだけあって動きが早い。
それでもまだまだ他の人がやってくる気配はない。
何と言っても推定通過時刻の17時過ぎには8時間以上の間があるのだ。
そもそもが夏休みとはいえ金曜日の平日なのだから、いくらラストランと言えども午前中から賑わうはずもない。

こうなってくると暇を持て余す。
練習するにしろ、早くから始めてカメラの電池が終わってしまっては元も子もない。
かと言ってどこか移動するにも歩きしか手段はなく(この辺、バスの本数が異常に少ないのよ)、すでに脚はパンパン。
結局、タクシーを迎車させて一旦駅の方へと戻るのであった・・・。
いや、買いたいものがあったのだよ。
それは簡易式のビニールチェア。持ってきていなかったけど、
クリコガでインロー写真を撮ろうと思ったら、小さいイスに座りながら撮ると楽でいい。
そうじゃないと腰を痛めるって。

そんなこんなでようやく12時を過ぎたので、再び現場へと戻った。
その頃にはようやく撮影者たちも集まりだしてきていた。

クリコガの撮影地は中通り踏切ってところです。

クリコガのお立ち台。キャパも広そうでしょ。
でもかぶりつきのベスポジは定員2名ってところなんです。
そんな場所に機材を設置。今回は北斗星ラストランということで、絶対失敗は出来ない。
だけど体感速度の速いインローアングルの撮影は失敗の恐れがつきまとう。
念には念をで、今回はカメラ3台体制をしいた!

右から7D2、α65、α99。
これだけの機材を担いで1時間弱歩いたんですぜ・・・。
基本α99のワンショット撮影がメイン。それが失敗した時の保険に連写番長の7D2。
α65は例によって動画撮影だ。
α99と7D2とでは微妙に角度も変え、違う雰囲気を出せるように調節もした。
これだけ揃えれば失敗もあるまい。え?二兎追うものはなんとやらだって?
ほんと、それだけが怖いんです。7D2にはリモートスイッチを設置し、ひたすら連写だけさせておき、
α99でワンショット撮影を繰り返し練習する必要があった。
まだまだ北斗星通過まで4時間以上ある。普電やら貨物やらで、とにかくひたすら練習した。



EOS 7D Mark II EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS 18㎜ 1/1600 F5.0 ISO320 +0.3EV WBオート
東北本線/栗橋-古河


これは7D2で連写をした場合の成功例。
この角度だとより早いシャッタースピードが求められ、体感速度も速く、
さしもの連写番長でもベストの位置で止めることはなかなか難しく失敗も続出。
あくまで7D2の方は保険撮影だが、もしα99でも失敗したら全滅なんてことも十分あり得る。
自分をとことん追い込んで、α99のワンショット撮影を成功できるように練習。



α99 SAL2470ZA 35㎜ 1/1000 F5.6 ISO1250 +0.3EV WBマニュアル
東北本線/栗橋-古河


これが成功例。北斗星をこの位置で止められてこそ、この撮影は成功となる。
ラストランで、こんな求めるレベルの高い撮影だけに、ずっとナーバスになっていた。
午後になり、ドン曇りの空からは時折ポツポツと雨も落ちていた。
青空までは求めないから、せめて雨だけは勘弁してください・・・。
ツイッター情報では、東京の方では雨が降ってるとの報。
そんな次々と入る情報にやきもきしながらも、とうとう北斗星が上野を出発する時刻となってしまった。
上野駅は大変な大混雑みたいで、ツイッターを見てるだけで遠く離れた古河の地でもその熱気が伝わるようだ。
ちなみにこの場には最終的に20数名ほどの撮影者。
意外に落ち着いた感があるけど、このアクセスの面倒さから思えば順当だろうね。

上野を出て各有名撮影地を通過していく様子がリアルタイムで伝わってくる中、嫌な情報が入った。
東大宮-土呂間で線路に人が立ち入ったとかで、北斗星が大宮で抑止になるだって!?
・・・間違いなく同業の仕業じゃないか。ラストランだってのに、恥を知れ。
こういう輩と同じくくりで見られてしまうのは何とも心外な話だよ。
それよりも抑止の影響がどうなるか。
雨は心配だし、何より日没が早くなり、どんどん露出が厳しくなっていく。
もはや高感度に頼るしかなくなっていたけど、できればISOは1600以下に抑えたい。
幸い大宮駅は7分遅れで発車。これくらいならなんとかなりそうだ。

そこからは順調に進んでいた模様。
ワシクリを通過したらしいと誰かが言った瞬間、場の空気が一変した気がする。
その頃にはちょうど写り込む位置に、一般人が入り込んで罵声が飛ぶなど、異様な空気になってきていた。
そしてついに踏切が鳴りだした!

ここですべて出し切る!


8007レ 臨時寝台特急北斗星 EF510-515+24系 撮影時刻17:17:11

寝台特急北斗星下りラストラン
α99 SAL2470ZA 35㎜ 1/1000 F5.0 ISO1250 +0.3EV WBマニュアル
東北本線/栗橋-古河


・・・決まった?
液晶モニタで確認し、思わずガッツポーズ。
やった、狙い通りの絵だ。
失敗できないワンショット撮影に成功したぞ。
止める位置もちょうど置きピンしたベストの位置だ。
俺はやり切った。2月から飛び込んだ撮り鉄の世界。
その何か月かの成長の証を、今この場で刻み込んだ!



EOS 7D Mark II EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS 18㎜ 1/1600 F5.0 ISO2000 +0.3EV WBオート
東北本線/栗橋-古河


7D2で撮った方の結果はこちら。
ほんのわずかではあるが、理想の位置よりも手前だったか。
編成も切れちゃっている。秒間10コマでもいかに収めきるのが難しいかわかろうというもの。
ちなみに次のコマでは頭が切れてしまっていた。
連写番長に、手動ワンショットで勝利したわけだ。

これが最後だからと、自分の一番好きな構図である、インカーブローアングルに拘りクリコガを終焉の地と決めた時から、ずっとずっとうまく行くのかどうか不安でたまらなかった。
極度の緊張から吐き気も催していた。
それでもプレッシャーの中自分に打ち勝ち、有終の美を飾ることが出来た。
達成感はあった。だけど堪らなく寂しくもあった。もうこんな思いが出来ないからだ。
全てを終え、機材を仕舞い込む時の空虚感。
私の頬を一筋のしずくが伝わり、地面へと落ちた。
それには、今の感情のすべてがこもっていたのかもしれない。

北斗星よ、どうか無事に北の大地へとたどり着いておくれ。
そして元気な姿で戻ってこい。待っているから。
5月から始まった北斗星撮影も、いよいよ明後日が正真正銘の、最後です。

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