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2016/03/21

カシオペア上りラストラン撮影@蒲須坂築堤

つらいマルヨだった・・・。
眠さのピークは午前2時ごろ、寒さのピークは午前4時頃でした。
撮影地を中間に、ファミマとトラックステーションがあるわけだけど、1時間おきくらいにどっちかに行ってましたわ。
体力は温存しておきたいんだけど、川っぺりの土手にただじっと座っていると強風をまともに浴びて寒すぎたんでね。
少しでも体を動かして温める必要があったのだ。
それに冷えるとトイレも近くなるので困ったけど、この撮影地はその心配がないだけまだマシだったか。
北斗星の時のマルヨは8月だったから、蚊さえ我慢すれば何とかなったけど、まだ春本番前のマルヨは非常にきつかったです。

5時を回ると白々明るくなってくる季節。
暗闇からその全貌を現した蒲須坂のお立ち台は、それはそれは凄まじい光景だった。
まるで三脚市でも開催してるんじゃないの?ってくらいに、大小、各メーカーのおびただしい数の三脚が立てられていた。
これ、真夜中にここを通った貨物の運転手さんとがギョッとしただろうね。
それとも有名地だけにもう慣れっこかな?

とにかくこれでようやく構図を考えることができる。
と言っても、イモムシ構図になる被りつきの場所には立ち入るスペースがなかったわけで、
与えられたポジションは有無を言わさない広角側。
もっとも、こっちもそれを見越して持参した機材はフルサイズ機と24-70レンズ1本のみ。
広角勝負ドーンと来いだ。

ちなみに最後の撮影に持ち出したカメラはα900。
失敗できない撮影の続いた年明けの遠征では、ほぼEOS 7D Mark IIを使っていたが、
最後の最後はα使いとしてのプライドを見せたかった。
何よりフルサイズの画質で残したかったという思いも強かったのだ。

だがα900にはα900の問題点がある。
画質はいいがそれは低感度の時のみ。高感度にはからっきしなのがこのカメラの定説。
まぁこの日はピーカンだっていうし、だったら大丈夫かなと思っていたんだが・・・。
おーい、めっちゃ雲かかってますやん!また天気予報外したのか、おいウェザーニュースタッチ!
実は夜明け前から、月や星が全く見えなかったんが気になっていたんだよねぇ。

晴れ間でこその撮影地でこれは痛い。
何よりカメラの性能的にさらに痛い。正直、なかなか露出の上がらない空模様に本気で焦った。
まさかラストランで糞みたいなノイジー写真しか残せないんじゃあるまいな、と。


3
E231系 α900 24-70ZA 45㎜
東北本線/片岡-蒲須坂


夜明け直後に撮ったのがこの一枚。
こんな具合だけど、実際にはもうほとんど空は明るくなっていた。
それでもα900の限界感度ではこうなってしまう。
まぁこれはこれで夜明け感が存分に出ていていいのだが、カシオペアはこうはいかない。


205系@蒲須坂築堤
205系@蒲須坂築堤 posted by (C)Tylor α900 24-70ZA 45㎜
東北本線/片岡-蒲須坂


それでも7時を過ぎればどうにかまともな明るさで撮れるようになる。
だがISO1250じゃまだα900ではキツイ。
最低3ケタまでどうにか落とせないか、苦心の設定と撮影テストが続いた。
まぁひと世代ふた世代前のカメラの辛いところだけど、α900はまだモニターで確認できるからいいよ。
集まった撮影者の中にはデジタル以外にもフィルム撮影の人とかも結構いて、
撮影結果をすぐに確認できない人だってたくさんいたのだ。
きっと経験値が私よりもはるかに高いから大丈夫なんだろうけど、デジタル時代を生きる自分には雲の上の存在だ。
キヤノンのF-1っていう、北海道の撮り鉄遠征でもある人が使っているのを見たカメラがあるんだけど、そのフォルムがデジタルにはないカッコよさで、いつかこれ欲しい、こんなカメラで撮ってみたいって思ったんだが、今日たまたま後から遅れて私の後ろにやって来たおっちゃんがそのカメラ使っていたので、つい縁を感じてスペースを分けてあげました(笑)。

そんなことをしているうちに時刻は7時25分。
カシオペアがやってくる時間だ。上空にはマスコミの物と思われるヘリの音。
誰かが使っていた無線からは、「上り、上り」のアナウンス。
気になるISO感度は限度ギリギリの640で落ち着いた。
さぁ、来い、銀色の夢列車よ!


寝台特急カシオペア上りラストラン@蒲須坂築堤1
寝台特急カシオペア上りラストラン@蒲須坂築堤1 posted by (C)Tylor α900 24-70ZA 45㎜
東北本線/片岡-蒲須坂


トリミングで機関車強調。


4
カシオペア上りラストラン α900 24-70ZA 45㎜
東北本線/片岡-蒲須坂


そしてこれが成功カット。
α900のへなちょこ連写でも、理想の位置で止める練習を繰り返したのでバッチリ。
つくづく空だけが残念だが、与えられた状況での最良の結果は出せたと思う。


寝台特急カシオペア上りラストラン@蒲須坂築堤3
寝台特急カシオペア上りラストラン@蒲須坂築堤3 posted by (C)Tylor α900 24-70ZA 45㎜
東北本線/片岡-蒲須坂


通り過ぎてから軽くタイフォン鳴らしてくれたけど、期待したほど響き渡らず、そっちの面でもちょい残念。
Youtubeで見た北斗星のラストランの時には超ロングトーンを響かせていたのになぁ。
動画的にはそんなのが入れば完璧だったのだけど、こればっかりは運転手のさじ加減一つだからね。

こうして、北斗星引退以来、ずっと追いかけ続けてきたカシオペアの撮影はフィナーレを迎えた。
マルヨ明けですべてを出し切った体はボロボロ。
限界は近く一刻も早く寝たい。
でも、それだけ疲れていて良かったかもしれない。
もしわずかでも余力が残ってるようなら、泣いてしまったかもしれないから(笑)。
きっと帰って寝て起きたら、北斗星が終わった時のように、心にぽっかりと穴が開いてしまうんだろうな。

カシオペアの第一章は幕を閉じた。
クルーズトレインとして復活したら、きっと撮影に行こうと思う。
その時は1か所だけじゃなく、追っかけ撮影ってのもしてみたいかな。
そんな楽しみを糧に、また新たな獲物を探して、私の撮り鉄趣味はこれからも続いて行きます!

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