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2019/01/10

九州満喫遠征3日目~壁湯温泉(大分県)

長湯温泉で目覚めた私は朝から贅沢に貸切風呂を楽しんだ。
名残惜しい長湯だが、今日も温泉巡りは続く。
いったん大分まで戻り、そこから今度は久大本線に乗り換え豊後森駅で下車した。
豊後森は今日の温泉地の最寄り駅で、そこからは再び路線バスで向かう。
今日行くのは壁湯温泉。
九重九湯の一つに数えられる温泉であり、今回の旅の核となる場所だ。
九州旅行を決めた時に温泉を探していく中で九重九湯にはぜひ行きたいと思ったが、その中でもこの壁湯温泉がずば抜けて魅力的だった。



壁湯停留所で降りるとすぐにこの看板が目に入ってくるので迷わない。
壁湯温泉の一軒宿、旅館福元屋さんだ。
川沿いに立っている旅館で、道路からは見下ろす断崖に立っている。



階段を下りて中に入っていくと、旅館へ続く道と共同浴場「壁湯温泉」に続く道に分かれている。
最初私はそれをわからなくて、共同浴場のお湯がここの宿の設備の一つなのかなと勘違いしていた。



地元の方と思しき老人がすでに入浴しており、旅館は向こうだよと教えを頂く。
共同浴場の方もなかなか雰囲気があったが、お目当てのお湯はここじゃないのだ。
分かれ道の反対側へと進んでいくとすぐに母屋が目に入ってきた。



「日本秘湯を守る会」の提灯と、「日本源泉かけ流し温泉協会」の看板が掲げられている。
もうこれだけで期待は高まる一方だ。
さっそくチェックインすると、女将さんから衝撃の一言が。
本日泊まるのは私だけだという。
今までいくつも温泉宿には泊まってきたけど、そんなことはいまだかつてなかった。
という事は、あのお湯と、旅館のサービスを独占で楽しめちゃうってことか・・・。
昨日に続いてなんて贅沢なんだ・・・。



館内も、古き日本の温泉宿を思わせてくる趣あるつくりとなっており、他に宿泊者がいないこともあって聞こえてくるのは川のせせらぎのみ。
今夜もまた、静かにゆっくりと過ごせそうだ。
なにはともあれ夕食前に入浴だ。
名物の河合沿いに設置された洞窟風呂、いよいよ味わう時が来た。


もうそこが目に入った瞬間に嬉しくなっちゃった。
そのロケーション、雰囲気ともに素晴らしく、お湯はこれでもかというくらいに澄み渡っている。
足元から常時湧き上がってくるというお湯は、300年以上も前から噴出しているらしい。
源泉温度はぬるく、「1時間入らずして長湯を語るべからず」という言葉が残っているほど。


入ってみるとなるほどぬるく、真冬の今だと身体を完全に沈めていてもほのかな寒気を感じるほど。
かつて行った長野の白骨温泉を思い出させてくれるが、体感的にはあそこよりもぬるい感じだ。
これなら確かに1時間以上は入らないと湯冷めしてしまいそうだ。
まぁ誰も来ないので本当に何時間でも入ってられそうな感じではあった。
実はここは混浴なのだが、バスタオル巻き可能なのでこの素晴らしさを女性でも存分に楽しめる。
だけど真っ裸で入る解放感はすさまじく気持ちいいものがあったので、気にしない女性の方は試してみては。
女性専用野天風呂もあるけどこじんまりとしていて、とてもここで味わうほどの解放感は得られないだろうし。



夕食は女将さんお手製の郷土料理を味わえる。
味も量も申し分ないのだが、名産の馬刺しには複雑な思いを抱かざるを得なかったね・・・。
なんせ競馬ファンですから。競走馬が走れなくなった後の末路を知っているだけに・・・。
泣きながら完食しておきました。


夕食後は再び入浴。
今度は本当に1時間以上じっくりと入った。
外湯は洗い場がないのだか、湯船とセパレートされた場所に洗い場があってそこで身体を洗う。
次々とお湯が沸きだして洗い場に流れ込んでおり、洗い場から排水溝に流れ出ていくのでボディソープもシャンプーも使える。
もちろんシャワー設備は付いてないので、温泉のお湯で流すことになるのだが、お湯はとてもきれいだし他に入浴客もいなかったのであまり気にならなかった。
どうしても嫌な人は内湯の家族風呂を借りればそこにはシャワーが設置されている。
ちなみに家族風呂はお湯の温度も熱いくらいなので、外で湯冷めした場合に温まりなおすこともできる。
宿泊者が誰もいない今夜は、どちらのお風呂も使いたい放題であった。


壁湯温泉旅館福元屋さんは期待通り、いや期待をはるかに上回る素晴らしいお宿でした。
ここは本当にお勧めできる宿です。
一人きりで使えた今夜はラッキーだったけど、旅先で出会った人とともに長時間湯船に浸かって裸の付き合いをするのもまたよさそうだなと思いました。


壁湯温泉データ

泉質:単純温泉
温度:39℃
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、産後回復期、疲労回復、健康増進、神経痛など

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