北海道てつ旅2018晩夏〜その4 秘境?過疎?石北本線生野駅付近での撮影
北見で目覚めた朝。
期待された天候回復だけど、まだ空は白い雲ばかり。
気温は16℃程度と、地元のうだるような暑さがもう遠い過去の話のよう。
今後の展開に期待したい。
オホーツク2号に乗って生田原へ向かった。
わずか40分程度で着き、さらに普通列車に接続し、隣の生野駅まで行った。
今日は生田原〜生野間で撮影する。
降り立った生野駅は野ざらしのホームしかない駅で、1日に停まる列車が普通列車のみ3本だけと、石北本線の中でも有数の過疎駅だ。
かつては廃バスを利用した待合が駅の脇にあったらしいが、今では近辺は草原が広がるのみの何もない場所だった。
この分では近い将来確実に廃駅の運命が待っているであろう。
むしろここ数年の改正で生き残って来たことが奇跡?
そんな駅だから来れる時に来ておいたほうがいいし、今日はちょうどいい機会だった。
列車から降りる時には霧雨が降っており、ミスト状でびしょ濡れになりそうだったので急いで屋根のある場所を探す。
国道沿いにバス停があったのでそこへ逃げ込んだ。
結局、晴れるどころか雨さえ降る有様でした・・・。
だけどたまたま入ったこのバス停にて生野駅の駅ノートを発見!
野ざらしで置く場所がないからこんなところに有志が設置し、バス会社も黙認してくれているようだ。
とりあえず記念に書き込んでおきました。
そうこうしているうちに石北臨貨、通称タマネギ列車が行ってしまった・・・。
まぁ雨降ってたしいいか。
小康状態になったところで再び駅に戻り、遠軽からやって来る普通列車を駅と絡めて撮影した。
キハ40系@秘境・生野駅 posted by (C)Tylor α99 II SAL2470Z
石北本線/安国ー生野
おお、想定よりも列車がでかく入っちゃった。
おまけにまさかの2両編成だし。
イメージとは少し違ったけど、過疎駅生野を通過する普通列車の記念写真は撮れたのでよしとしよう。
生野駅からはこれで離れ、生田原方面へと戻る。
今日のポイントはこの区間の道路と線路がカーブで近づく踏切だ。
有名どころだね。
なんと、歩いていると車が止まって親切な道民がその場所まで乗せて行ってくれた。
写真を撮っている人をよく見かけるからピンと来たんだそうな。
短い距離だったけど、北の大地の住民の優しさに触れた瞬間でした。
キハ183系特急大雪@生田原~生野 posted by (C)Tylor α99 II SAL70300G
石北本線/生田原ー生野
まずは大雪を後追い撮影。
お立ち台通信にも何度も掲載されたこのポイントのオーソドックスな構図です。
霧雨煙る森の奥へと消えていく列車は絵になります。
続いてオホーツク1号は踏切の反対側からインカーブで撮る。
こちら側はなかなか制約が難しく構図と立ち位置を迷いに迷って、構図が固まったのは踏切が鳴る直前でした。
普段は持て余す長い待ち時間が今回は逆に助かりました。
キハ183系特急オホーツク@生野~生田原 posted by (C)Tylor α99 II SAL2470Z
石北本線/生田原ー生野
夏ゆえに草木が生い茂っていて、どうやって抜くかを悩みまくったのでした。
あまり乗り出すわけにもいかないし、されとて離れすぎると入りきらない気がしてならず、落ち着いたのは降りてくる踏切の棒の間際です。
なんとか収まってくれてよかった。
4両編成だからよかったものの、増結でもされてたら終了でしたよ。
今日の撮影予定は以上で終了。
結局最後まで晴れませんでしたね。
たまに日が差す場面もあったけど、むしろ小雨が降っている時間が長かったです。
昨日の愛別付近は晴れていたようだし、帰りに通った旭川方面はバリ晴れにさえなってました。
撮る場所を間違えた。北海道は果てしなく広い。そういうことなんだと思います。
まぁ大好きな石北本線に触れられた2日間は、それなりに充実した時間であったことは間違いありませんが。
次撮りに来るときはいよいよ常紋に挑戦ですかね。その時はぜひ晴れますように。
今年の石北本線での全撮影記録を動画でまとめました。