カテゴリー「根室本線」の記事

2019/08/02

北海道夏たび鉄たび2019~5日目 尺別の丘で霧に泣く

昨日は長旅で釧路までやってきていた。
道央とはお別れで今日からは道東で過ごす。
2年ぶりに訪れた釧路の町は涼しく、朝などは夏仕様では寒くて自然に目が覚めてしまうほどであった。
そして驚いたのはホテルをチェックアウトして外へ出た時だった。
街全体が・・・濃い霧で覆われていた!


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幻想的な雰囲気に包まれた街に見とれている場合ではない。
今日は撮影予定の1日。
しかも風景写真を撮ろうと目論んでいるのでこれは大惨事だ。
幸い、上空の空は青かったので時間が経って気温が上がれば霧は晴れるものだと見込まれた。
予定通り、釧路発の根室本線の始発列車に乗りこんだ。
列車が進むにつれて霧が晴れて行き、素晴らしい晴天模様が目に飛び込んできたので本日の勝利は間違いないものと思われた。
・・・はずだったんだがなぁ。


降り立った音別駅周辺は朝釧路で見た光景と同様であった。


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これ、バックの空が白いのはドン曇りだからじゃないんですよ。
天気は間違いなくバリ晴れ。
ただ、そんな空の青さを覆ってしまうほどの濃い海霧が押し寄せてきていたのだ。
音別町は太平洋に面しているので、暖かい空気と冷たい海水が衝突してこんな現象が起きているのであろう。
だけどこれはまさかの事態だ。
だってこれから向かうのは「尺別の丘」。
太平洋と湿地帯の原野の裾を走る列車が撮れる場所。
晴れてくれることが絶対条件の撮影スポットなのだから。


それでも時刻はまだ早朝。
きっと9時くらいには霧も晴れているはず。
そう信じて撮影ポイントへと歩いた。
この場所は国道沿いからアプローチできるので、ビュンビュン飛ばす車(主にトラック)に気を付けて進めば歩いても容易にたどり着く。
所要時間は20~30分程度でいい散歩だ。


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国道脇のここから入っていき、望洋苑斎場を過ぎ山道を登っていくと一面を見渡せるポイントに着く。
・・・はずなんだが、いかんせんこの霧では何も見えない。
そう、本当に何にも見えないんだ。
聞こえてくるのは波の音と、遠く国道を爆走するトラックの排気音のみ。

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こんな状況なんですぜ、信じられます?
この向こうには海があって、原野があって、そして線路がある。
そのどれも目視できないほどの海霧。
大自然の神秘に圧倒され、時間が経つにつれて諦観の境地に至る私なのでした・・・。
だってスーパーおおぞらと思しき上り列車が通過したんだけど、そのヘッドライトもテールランプも、何一つ見えなかったのだもの。
ただディーゼル音と線路をゴトンゴトンと走る音しかわからなかった。
これではたとえあと1時間待っても状況は変わらなそう。
それはお目当ての下りスーパーおおぞらの時間になっても同様だろう。
そう悟った私は踵を返すしかなかった。
いやね、小さな羽虫がやたらと発生していて纏わりついてくるのにいい加減ウンザリしたところだったんですよ・・・。


それにしても痛恨だ。
だって今日はまごう事なきバリ晴れの1日。
それが海が近い一帯だけがこんな有様になっているだけなのだ。
もうね、悔しいやら笑っちゃうやらでどこへ気持ちをぶつければいいのかわかりませんでしたよ。
おまけに駅へと戻る途中で適当な鉄橋があったんでここで1枚だけ撮ろうか考えたけど、いつくるかわからない列車を待ってられなかったんで立ち去ったその直後に貨物が通過したりしてね。
すべての運は一昨日のカムイチャシで使い果たしていたのかもしれないね。
まぁ今日はもう諦めましょう。
尺別の丘はいつか必ずリベンジに訪れたい。
夏よりも秋口~冬、早朝よりも夕方の方が良さげってのも備忘録として記しておきましょう。

2018/06/09

北海道てつ旅2018初夏〜その2 フラノラベンダーエクスプレス&ノロッコ撮影!

札幌で早朝に目覚めた私はライラック1号に乗車しました。
旅は今日から本格的にスタート。
残念ながら外はどんよりとしており、せっかく梅雨の関東から逃れて来た意味がないですが、雨は降らなげなので撮影に支障はないです。
今日は富良野付近で臨時列車を撮るつもりでした。

滝川経由で富良野へと降り立ちました。
ここに来るのは5年ぶりみたいです。もうそんなに経つのですね・・・。
前回はファーム富田に行ったわけですが、今回は撮影がメイン。
歩いて10分程度のお手軽撮影地に移動。富良野から野花南方面の一つ目の踏切付近です。



キャパは構図に拘らなければそこそこありそうです。


キハ40系@野花南~富良野
キハ40系@野花南~富良野 posted by (C)Tylor α99 II SAL70300G
根室本線/野花南ー富良野


この付近は列車の本数が少なく早く着きすぎて退屈でした。
おまけにかなり車や人の往来が激しく、三脚構えている私を物珍しげにジロジロ見ていかれます。
居心地が悪い中、いろいろ構図を探り、ようやくこれと決まった位置から本番の列車を狙います。
本日のメインはキハ183系ノースレインボーエクスプレスを使ったフラノラベンダーエクスプレス。
これを撮るのは初めてでしたが、ちょうどこの日から今シーズン運転開始というナイスタイミングでした。


フラノラベンダーエクスプレス@野花南~富良野
フラノラベンダーエクスプレス@野花南~富良野 posted by (C)Tylor α99 II SAL70300G
根室本線/野花南ー富良野


初撮影なのでオーソドックスな編成写真で。
本番の頃には霧雨が降り出していましたが、存外空は明るく露出的には問題ありませんでした。
せっかくの順光ポイントなので空模様は残念ですが、霧の森をバックに走る列車、悪くありません。


富良野駅に停車中にもう1枚。


キハ183系ノースレインボーエクスプレス@富良野駅
キハ183系ノースレインボーエクスプレス@富良野駅 posted by (C)Tylor


これを撮り終えたところで次の場所へ移動開始。
今度は富良野線に乗って二つ先の鹿討駅で下車しました。



お次はここでノロッコ号を撮るつもりです。
実は当初の予定では、美馬牛付近の通称「すり鉢」で撮ろうと思っていました。
だけど調べていくうちに結構遠いことがわかり、スケジュール的に厳しそうなので断念したのでした。
そういえば昨日鉄道写真家の中井精也さんが、まさにすり鉢で撮影していたみたいですね。


ノロッコ号@学田~鹿討
ノロッコ号@学田~鹿討 posted by (C)Tylor α99 II SAL70300G
富良野線/学田ー鹿討


鹿討駅目の前の踏切より。
以前乗ったことのあるノロッコ、今回は撮影も叶いました。
ここも晴れていれば素晴らしい景観なのですが、この天気では・・・。


天気はともかく、とにかく寒いんです、北海道。
それを考慮して厚手のパーカーは持って来ていましたが、ダウンジャケットが必要なレベルの寒さでした。
6月にして8℃程度。北の大地の厳しさを思い知ります。
そして震えながら普通列車も撮影。
駅のホームより中富良野からやって来るシーンを望遠で狙います。


キハ150系@中富良野~鹿討1
キハ150系@中富良野~鹿討1 posted by (C)Tylor α99 II SAL70300G
富良野線/中富良野ー鹿討


意図してアウトフォーカスにして長い直線を強調して。
ここもすり鉢風の、勾配を下って来る様子を撮ることができます。


キハ150系@中富良野~鹿討2
キハ150系@中富良野~鹿討2 posted by (C)Tylor α99 II SAL70300G
富良野線/中富良野ー鹿討


引きつけて。
どんなシーンでも絵になってしまう北海道の鉄道はやっぱり魅力的ですね。


これにて寒い思いをしながら本日の撮影タイムは終了。
旭川経由で本日の宿泊地である北見まで石北本線乗り鉄を楽しみました。
明日はその大好きな石北本線を撮ります。
どうやら晴れそうで何より!