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2019/11/02

秋のロンツー東北巡り〜3日目はメインディッシュ、磐梯山ゴールドライン&磐梯吾妻スカイランを走った!

磐越西線の撮影を終える頃には、朝の新潟でがっくりしたような曇り空はどこかへ消え空は一面の青空に。
すでに昼過ぎで少し遅くなりそうだったけれど、明日もこんないい天気になるとは限らないのでこのタイミングで今回のツーリング遠征で一番走りたかった道路を走ることに決めた。
それは「磐梯山ゴールドライン」と「磐梯吾妻スカイライン」の2つ。
いずれも福島県を代表するツーリングスポットであり、接続もよろしく組み合わせで走る人も多いと思われる。
今回東北に出かけたのもここを走りたいという考えがまずあったから。


磐越西線を撮影していた国道49号からいったん昨日の只見方面へ反れて峠走りを楽しんだ後、再び49号に戻ってゴールドラインを目指す。こんな遠回りをわざわざするから最終的に日没ギリギリになるんだけれど、せっかくなら回り道をしてでも景色のいいところを走りたいと思うのがツアラーのサガなのさ。
というわけで磐梯山ゴールドライン。
ここはもう絶好の晴天の中気持ちよく走れました。
さすがにライダーも多く、スピード狂で攻めまくる人もいれば、私のように風景を楽しみながら写真を撮ったりする人も様々います。
車ももちろん多く、なかなかスムースに思い通りには走れないけれど、道中すべての景色が心洗われるものでした。

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ここでも結構登ったと思うけど、この後走るのはスカイラインというくらいだからさらに山の方へと走っていく。
心は高鳴ります。
ただ時刻はすでに15時近く。
秋の夕暮れは急激に暗くなるので、あまり山道で薄暗くはなりたくないところでした。
しかし、そんな逸る心をあざ笑うかのように、ゴールドラインから裏磐梯へと下っていく道中で渋滞が発生。
それはもう遅々として進まない状況にいら立ち、禁じ手のすり抜けを連発してどうにか抜け出しましたが、ここで一気に時間を取られてしまったことが誤算でした。
本当はもっとゆっくり写真を撮ったりしたかったんですがね。
ここが平日の昨日とは違うところ。なんせ今日から3連休の始まりですもん。そりゃ混むって。


というわけで大急ぎで磐梯吾妻スカイラインへと入りました。
もう夕方。ドのつく快晴なのでまだしばらく明るいのは幸いだったけど、あまりのんびりはできません。
私なりに結構飛ばして走りました。が、この磐梯吾妻スカイライン、結構な難関道路でした。
ヘアピンのきつさは今まで経験してきた中では一番かも。
頭文字Dロードの赤城線よりはるかにタイトでした。
まぁこれまでの経験があったので、それでも立ち往生することもなく走れたけれど、周りのライダーはもっとかっ飛ばしていたのでついていくことは無理でしたね。まだまだ精進が足りない。
でも、そんな険しい道を走っていくと素晴らしい絶景が待ってました。

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国見台にて。
石碑には磐梯の落日と記してあります。
そんなのに相応しい秋の夕暮れの景色が広がっておりました。

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いやぁ、ここまでやってこれてよかった。
心から感動しましたね。


さらに空へと続く道。気温はどんどん下がり、もはや真冬の寒さ。
日が当たらないシーンでは冷蔵庫の中を走っているようです。
頂上付近にて。これがこの日浴びた最後の夕陽でした。

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そこから先の下りは日が当たらない場面の連続で、景色を楽しむのもそこそこに一気に下っていきました。
それでもまだ残っていた絶景。

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うん、もう余は満足じゃ。
ただし、ここ磐梯吾妻スカイラインを象徴する、例の橋を拝める場所、気づかなかったのか人が多くて敬遠しちゃってたのかわかりませんがそこの景色を見ることが出来ずじまいだったことだけが悔やまれますね。
いつかまた走りにこようかな。その時はもっと昼間、もしくは朝にでもね。


さて、スカイラインを走っていた頃から、もう一通りの満足感は得られていたので、もう一泊するか直前まで悩んでましたが結局このまま帰っちゃおうと決めました。
そのまま福島西インターから東北道に乗って群馬まで戻ります。
今回はハナから日が暮れた中での高速走行。
不安はもちろんあったけど、経験もしておくべきだったので思い切って。
まぁ走り自体は左レーンを80キロ前後で巡航している分にはなんら問題はない。
ただ、福島から那須高原あたりまでのこの時期の夜間高速は寒さのレベルが違ってました。
なんせ滅茶苦茶な強風をまともに浴びながら走るわけですから、一桁気温なら体感は確実にマイナスです。
11月の声を聞くこの時期、ちょっとバイクでの北への高速移動は夜はやめた方がいいですね。
那須高原SAで暖かいラーメンとコーヒーにありつくまでは心折れかけましたもん。
バイクから降りた瞬間、身体に力が入らなくてよろけてしまったほど。
いやぁ、こういったのも経験値として今後に活かしていければいいな、と。

そしてその後も拷問のような走行は続きましたがひたすら耐えてようやく高崎インターにたどり着いた時は歓喜の大絶叫をあげちゃいました(笑)。しんどかったけど本当にいい経験になった。
だって来夏北海道へ行こうと思ったら夜間の高速を延々、この3倍は走ることになるのだから。
心構えができただけでも、この苦痛も無駄じゃなかったに違いありません。
こうして終えた2泊3日のツーリング。
撮影に、絶景道路に、秋の東北を満喫できました!

2019/11/01

秋のロンツー東北巡り〜2日目は福島~蔵王エコーライン~新潟大回り!(悲劇アリ)

只見線での撮影後は再びツーリングに戻った。
当初は磐越西線で撮影しつつゆとりを持って新潟へ行こうと思っていたけど、どうやらこの後新潟方面は一時雨らしいのだ。
それは嫌だなと、なるべく雨を避けるルートで新潟へ向かうことにした。
明日は朝方に新潟で予定があり、行くのは避けて通れないので雨をよけつつ向かおうって寸法だ。
必然的に大回りになる。
しかもどうせなら走ってみたい道を走って向かおうとすれば滅茶苦茶な大回りに。


その経路とは、会津若松から猪苗代湖を通り、土湯バイパス経由で福島に出て、4号線を北上して宮城に入ってその後山形方面へそれて蔵王エコーラインへ。そのまま山形を突っ切って新潟入りしようという、走行距離にして345キロ、想定所要時間はおよそ7時間!のルート。
走ってみたい道とは蔵王エコーラインの事。
11月5日で冬季閉鎖されてしまうので、これが今シーズンのラストチャンス。それだけに走りたかった。
これぞ私史上最長のロングランだ。
なんせ来るときに走った距離よりも長いのだから。


残念ながら雨を避けてきたのに土湯バイパス辺りでは降られてしまい、高速道路以上の暴力的な強風にあおられて散々怖い思いをしたものの、国道4号線は東北本線の見覚えのある場所を脇に見ながらの楽しいルートで飽きぬまま蔵王エコーラインに入った。


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期待通りの紅葉に出迎えられてテンションが上がる。
福島県の紅葉は不発だったけれど、山形は良い感じだ。
でも、さすがは冬季閉鎖直前だけあってかなりの厚着をしているはずなのにメチャクチャ寒い。
それでも多少の寒さは忘れさせてくれる風景と、走りがいのある道が続きました。


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ここもメジャーツーリングスポットだけに、今日のような平日でなければもっと混雑していたのだろう。
少々(っていうか滅茶苦茶だけど)遠回りしてでも今日きておいてよかった。


この時まではそう思ってたんですけどねぇ・・・。

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てっぺんで撮ったこの1枚。
この直後に悲劇が起きてしまいます。
頂上では相当強い風が吹き荒れていたのですが、まさかまさか、その風でバイクが倒れてしまったのです!
買って以来、走りゴケはもちろん、立ちゴケすら一度もせずに来ていた我が愛車が、目の前で無残に倒れこんでしまいました。
これね、スタンド立てている反対側に倒れたのよね・・・。
つまり160キロ以上+荷物積載で170キロ近い車体が反対側に持ってがれるほどの強風だったってことだ。
迂闊だったねぇ、風が強いのはわかっていたけど、まさか倒れるほどとは・・・。
しかも写真を撮り終えてバイクに向かいあと1歩ってところで倒れられたものだからショックがでかすぎますって。
フレームスライダーを取り付けていたから北海道のレンタルバイクの時みたいに大事には至らなかったけど、それでもカウルには多少の傷が出来てしまった。
これ後でちゃんと修復できればいいけどなぁ・・・。


そんなわけでそこから先の下りは終始テンションが下がりっぱなしでした。
また蔵王エコーラインを下りきってから新潟までの長かったこと、長かったこと。
途中、まだ峠道を走っているのにトップリと日が暮れてしまった時は、さらなる悲劇を起こさないように必死に走りましたわ。
そんなこんなでやっとこさ新潟にたどり着いた時はバイク以上に私がボロボロでした。
勝手知ったる新潟でよかった。いつもの食事といつものホテルの温泉でじっくりと体の疲労をとりましたとさ。
さ、明日はまた撮影からスタートだ。

2019/10/31

秋のロンツー東北巡り〜初日は自己最長高速移動!

今日は仕事だったんだけどいてもたってもいられずに半休で退社した。
明日から4連休であり、そこで前回は台風で消化不良に終わったロングツーリングをもう一度敢行する。
今日は明日に備えて宿泊するホテルに行くだけなんだけど、定時退社してからではかなり遅くなっちゃいそうなのだ。
なんせ行き先は福島の会津若松。
自宅からの距離はざっと275キロ!
もちろん高速道路を使わざるを得ないが、今までの経験で高速は1回の走行では最長でも100キロしか経験がない。
200キロを優に超える走りになるだけに、定時退社後では最初から日が落ちて暗くなってしまうだろう。
できれば慣れるまでは明るい中で距離を稼ぎたい。
そう考えての半休行使なのだ。

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と言うわけで多くの荷物を積んだ愛車Ninja400にガソリンを満タンに注いで、前橋インターから高速に乗った。
都合4回目の高速なので流石に少しはなれて来た。
今日も風は結構強かったんだけど、この前の台風前日の上信越道の爆風を経験しちゃったらこの程度はなんてことはない。
80〜90キロの巡行で快調に進んだ。

ただ今回は200キロ以上走るので休憩はきっちりとる。
上河内SAでとちおとめマンを美味しくいただきました。

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そしてこの上河内SAで大きな偶然が。
二輪駐車スペースで私の横に停めて来たバイクはなんとNinja400の2019年モデル、エボニー×メタリックマグネティックダークグレー、つまり私の愛車とまったく同じだったのだ!
しかも女性ライダー。なんてセンスが良くてかっこいいオネエちゃんなんだ(笑)。
素敵な偶然&出会いにほっこりして、残りの走行に元気をもらいました。

そこから先はノンストップ。
東北道では超快調で走れ、最高速度は自己最速を大きく更新する119キロまで出ました。
うーん、400cc結構やるやん!
そんなわけで早く着くかなと思ったのだけど、東北道を外れて磐越道に入ったら状況は一変。
一気に暗くなる周囲、そして急激に下がる気温。
これは怖い、怖すぎる・・・。
道も結構カーブの大きさがあり、暗いのもあってスピードは出せない。
一転して磐越道では80キロ出せない区間が長く続きました。

そんな長い長い行程を超え、ようやく会津若松インターを降りることができたのは18:30のことでした。
家を出たのが14:30だったので、休憩はあったものの実に4時間ほど、内高速走行は3時間半ちょっとってところか。
これも一度の走行距離としては自己最長であります。
正直、この初日の高速走行がヤマかなと思っていたので無事に乗り切れてホッとしております。
さぁ、ツーリングは明日からが本番だ。
明日は早起きして1年ぶりに「あそこ」へ行きます!

2019/08/03

北海道夏たび鉄たび2019~6日目 「なつぞら」広がる帯広へ~十勝川温泉(北海道)

昨日は午前中の撮影(できなかったけど)が終わった後、帯広まで移動していた。
この旅、最後の目的地は帯広。
暑さで有名な街だけど、最近は朝ドラ「なつぞら」の舞台としても知られている。
私も見ているので、ここに来ようというきっかけの一つにはなったかもしれない。
主要な目的は近辺にある十勝川温泉に行くこと。
旅の最後は奮発して温泉宿に泊まろうって寸法だ。
十勝川温泉には以前から一度は行きたいと思っていたけど、帯広ってなかなかここをメインに据えないと予定に組み込みづらい、遠くてアクセスが面倒な場所だったのでね、ようやくの参上ってわけです。


降り立った帯広駅はやはりなつぞら一色だった。
駅構内にはスピッツの優しいあの子がエンドレスで流れているし、なつぞら展も催されていた。
なつよ、帯広は結構デカい町だな・・・。


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そう、帯広駅付近は北海道の中でも有数の大都市って感じだったけど、十勝郊外はきっと朝ドラの雰囲気のままなのだろうなぁ。
何はともあれ帯広の名物を食してみよう。
実は帯広って豚丼発祥の地なのだ。なんか意外。
最近は牛丼よりも豚丼・・・って私はとりあえず本場の味を食べておきたい。


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駅ビル1階にある「ぶたはげ」というお店で昼ご飯。
ぶたはげって・・・ほとんど悪口だろって店名だけど、味は確か。
間違いなく美味しかった。
あんまり美味かったんで、翌日はテイクアウトして帰りの列車でもう一度食べたほど。
駅構内では駅弁として豚丼も売られていたけど、できたてホカホカが食べれるのでここのテイクアウトの方がいいと思います。


さて、腹も膨れたところで温泉へと向かう。
駅の外に出て、噂の暑さにビックリ。
朝、釧路では寒くて目が覚めたというのに、ちょっとしか離れてないこの街の衝撃の気温差に驚愕。


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37.5℃かぁ。さすがは5月に北海道の観測史上最高を記録した(佐呂間地方にすぐ更新されたけど)だけある。
だけど東京のような都会で感じる、身体に堪えるような強烈なムシッとした感じはない、古きよき日本の夏って暑さだ。
そんな帯広からバスに乗り込んで十勝川温泉を目指した。
30~40分程度、500円ジャストの運賃でバスは温泉街に到着。
大規模な宿泊施設前にそれぞれバス停があって順番に停まってくれるのが嬉しい。
私が泊ったのは「ホテル大平原」。


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ここらでも有数の大規模な温泉ホテルで大勢の宿泊客が泊っていた。
だけど、日本の観光地の現状はここも同じで、空気を乱すあっち系の方々に占拠され雰囲気はぶち壊しになってしまう。
温泉宿に泊まるのなら小規模で落ち着けるところの方が私の好みだと再確認した。
まぁ夏なんでね、リゾート系でいいでしょう。落ち着ける湯治は冬にしたいし。
それでも滞在中3回の入浴と、北海道の美味が集められたバイキングで十分堪能できました。


これで今回の旅路も終止符。
初日にバイクを倒した時はどうなるかと思ったけど、最終的にやっぱり楽しい思い出とともに締める事が出来ました。
夏の北海道はやっぱり最高です。
ただ、帰り際に思ったことは、北海道への未練よりもむしろ早く帰ってMyバイク乗りたいってことだったのだから困ったものです。
来年の夏は絶対に自分のバイクで自走で北海道まで来よう、そして北の大地を気の済むまで走ろう、そう決意して帰路につきました。

 

十勝川温泉データ

泉質:ナトリウム塩化物(塩化物泉)・炭酸水素塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)
温度:55℃ - 60℃
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、痔疾患、慢性消化器官、慢性皮膚病、病後回復期、疲労回復、健康増進、虚弱体質、慢性婦人病、冷え性、きりきず、やけどなど

2019/08/02

北海道夏たび鉄たび2019~5日目 尺別の丘で霧に泣く

昨日は長旅で釧路までやってきていた。
道央とはお別れで今日からは道東で過ごす。
2年ぶりに訪れた釧路の町は涼しく、朝などは夏仕様では寒くて自然に目が覚めてしまうほどであった。
そして驚いたのはホテルをチェックアウトして外へ出た時だった。
街全体が・・・濃い霧で覆われていた!


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幻想的な雰囲気に包まれた街に見とれている場合ではない。
今日は撮影予定の1日。
しかも風景写真を撮ろうと目論んでいるのでこれは大惨事だ。
幸い、上空の空は青かったので時間が経って気温が上がれば霧は晴れるものだと見込まれた。
予定通り、釧路発の根室本線の始発列車に乗りこんだ。
列車が進むにつれて霧が晴れて行き、素晴らしい晴天模様が目に飛び込んできたので本日の勝利は間違いないものと思われた。
・・・はずだったんだがなぁ。


降り立った音別駅周辺は朝釧路で見た光景と同様であった。


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これ、バックの空が白いのはドン曇りだからじゃないんですよ。
天気は間違いなくバリ晴れ。
ただ、そんな空の青さを覆ってしまうほどの濃い海霧が押し寄せてきていたのだ。
音別町は太平洋に面しているので、暖かい空気と冷たい海水が衝突してこんな現象が起きているのであろう。
だけどこれはまさかの事態だ。
だってこれから向かうのは「尺別の丘」。
太平洋と湿地帯の原野の裾を走る列車が撮れる場所。
晴れてくれることが絶対条件の撮影スポットなのだから。


それでも時刻はまだ早朝。
きっと9時くらいには霧も晴れているはず。
そう信じて撮影ポイントへと歩いた。
この場所は国道沿いからアプローチできるので、ビュンビュン飛ばす車(主にトラック)に気を付けて進めば歩いても容易にたどり着く。
所要時間は20~30分程度でいい散歩だ。


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国道脇のここから入っていき、望洋苑斎場を過ぎ山道を登っていくと一面を見渡せるポイントに着く。
・・・はずなんだが、いかんせんこの霧では何も見えない。
そう、本当に何にも見えないんだ。
聞こえてくるのは波の音と、遠く国道を爆走するトラックの排気音のみ。

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こんな状況なんですぜ、信じられます?
この向こうには海があって、原野があって、そして線路がある。
そのどれも目視できないほどの海霧。
大自然の神秘に圧倒され、時間が経つにつれて諦観の境地に至る私なのでした・・・。
だってスーパーおおぞらと思しき上り列車が通過したんだけど、そのヘッドライトもテールランプも、何一つ見えなかったのだもの。
ただディーゼル音と線路をゴトンゴトンと走る音しかわからなかった。
これではたとえあと1時間待っても状況は変わらなそう。
それはお目当ての下りスーパーおおぞらの時間になっても同様だろう。
そう悟った私は踵を返すしかなかった。
いやね、小さな羽虫がやたらと発生していて纏わりついてくるのにいい加減ウンザリしたところだったんですよ・・・。


それにしても痛恨だ。
だって今日はまごう事なきバリ晴れの1日。
それが海が近い一帯だけがこんな有様になっているだけなのだ。
もうね、悔しいやら笑っちゃうやらでどこへ気持ちをぶつければいいのかわかりませんでしたよ。
おまけに駅へと戻る途中で適当な鉄橋があったんでここで1枚だけ撮ろうか考えたけど、いつくるかわからない列車を待ってられなかったんで立ち去ったその直後に貨物が通過したりしてね。
すべての運は一昨日のカムイチャシで使い果たしていたのかもしれないね。
まぁ今日はもう諦めましょう。
尺別の丘はいつか必ずリベンジに訪れたい。
夏よりも秋口~冬、早朝よりも夕方の方が良さげってのも備忘録として記しておきましょう。

2019/08/01

北海道夏たび鉄たび2019~4日目 札沼線(学園都市線)乗り潰しの旅

宿泊先の札幌で目覚めた私は早朝の街を駅へと向かった。
今日も朝から精力的に活動する。
本日の予定は乗り鉄Day。
これよりほぼ1日中列車に乗りまくることになります。
まず札幌へ向かったのは札沼線に乗るため。
北海道の鉄路に魅せられて旅を繰り返すうちに気づけばJR北海道で未乗の路線というのもだんだん少なくなってきた。
今日はそんな未乗路線の中で札沼線の乗り潰しをしようと考えたのだ。
別名学園都市線、この路線は来年には北海道医療大学から先の区間が廃止されることが決定している。
なくなってしまう前に乗っておきたかったし、直前になって駆け込み需要で混み合う前にってのもある。


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乗り込んだのは6:39発の石狩当別行き。
実は石狩当別で乗り換えをする上で連絡が一番スムーズになるのはこの次の列車である。
ではなぜ一本前にしたかというと、駆け込み需要前とはいえ夏休み期間はきっと混み合う事が予想され、直前の列車で向かったのでは1両編成のキハ40ではもしかしたら座席が埋まっているかもしれないと思ったからだ。
せっかく乗り鉄旅を楽しもうというのに車窓風景が楽しめないのでは意味がないからね・・・。


札幌から先はしばらくは電化区間なので、乗り込んだのは電車の733系だった。
この時間帯にしては多いと思われる6両編成であり、下りの車内はガラガラであった。
札幌方面の上り列車は出勤客でごった返していたので、電化区間においてのこの路線の需要はかなりあるみたいだ。
また車窓風景も都会のそれであり、北海道らしさはあまりない。
本当のお楽しみは石狩当別に着いてからという事か。
そして電車は石狩当別駅へと着いた。
思惑通り乗り換えたキハ40では座席の窓際に座れ、また予想通り直前の列車から乗り換えてきた乗客であっという間に車内は満杯になった。座れないほどではなかったけれど、ロングシートでは乗り鉄旅の楽しさは半減してしまうからね。


石狩当別から北海道医療大学を過ぎると一気に田舎の風景へと変貌する札沼線。
年季が入った、というより崩壊寸前の駅舎ばかりの無人駅を次々と通過し、列車は石狩月形駅へと滑りこんだ。
ここでしばらくの停車時間があるので、ほぼ全員乗り鉄目的で乗っていたであろう乗客たちは次々と下車して各々散策へと向かった。
私ももちろん降車、我が町ご当地入場券などを窓口に求めた。


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この駅は札沼線の非電化区間の中では中心的な駅と思われる様な設備であり、終日社員配置駅でもある。
しかしそんな駅も路線が廃止されればなくなってしまうわけだ。
そう考えると今の賑わいが逆に寂しく思えてしまうのであった・・・。


石狩月形の次の駅は有名な秘境駅、豊ヶ岡駅だ。
この駅に入線する列車を路線橋から撮った写真は有名であり、今日も撮影者はいるのかな?とのぞき込んだが意外にもなし。
その訳は、駅のホームに3名の撮り鉄がいたからかもしれない。
あれでは雰囲気ぶち壊しだからね。
確かに路線橋は金網が貼ってあるけど、それを嫌ってホームで撮るのか・・・。
派手に注意喚起のタイフォン連発されていましたよ。マナーを守って撮影してほしいな。


その後列車は夏空広がる北海道をひた走った。
そしてあっという間に終着の新十津川駅へと着いてしまった。
駅には多くの鉄道ファンや地元の方々が出迎えてくれた。
地元の人はともかく、明らかな鉄道ファンたちは列車じゃなくて車でここに来て待っていたのだろうか。
確かに写真を撮ろうと思ったらこの1本しかないからそれしかないものね。


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ここから先は列車移動はできないので、バスに乗って滝川へ向かうか、折り返し乗ってきた列車に乗って札幌に行くかしかない。
私は後者。
30分ほど間隔があったので、おそらくは二度と訪れることのない駅、駅前に広がる新十津川の町を散策した。


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ラストランは来年のゴールデンウィークか。
きっとこの分なら物凄い混み合うのだろうな。
比較的平和な今のうちに来れて良かったよ。
だけどなくしてしまうのが惜しいくらい、地元の人には愛されている駅なんだなってのがすぐに雰囲気でわかりましたね。


駅前にはこんな自動販売機があった。


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デザインがキハ40。いいなぁ、こういうセンス好きだなぁ。
町全体で札沼線を最後まで盛り上げようってのが伝わって来るね。
ほんと、来れて良かったなぁ・・・。


折り返し札幌へと戻る列車はAM10:00発。
これが有名な「日本一早い終電」だ。


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ダイヤ改正前は9時台だったというのだから驚く。
ちなみに折り返しに乗ったのはほとんどがここまでやって来た乗客たちばかりだった。
やっぱね、バスで戻るより往復で楽しみたいものね、乗り鉄。
新十津川駅を出る日本一早い終電は、地元の人々がお見送りにやってくる。
近くの幼稚園児たちが見送ってくれることでも有名だけど今日はいなかったね。
若干寂しいお見送りシーンとなりました。


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さようなら新十津川。
二度とこない駅よ・・・。
今日見た車窓風景、降り立った駅の雰囲気を心に刻んで私の旅路は続く。
札幌に戻った後、午後はスーパーおおぞらに乗って釧路まで乗り鉄旅はまだまだ先が長いのであった。

2019/07/31

北海道夏たび鉄たび2019~3日目 四季島&重連レッドベア撮影@カムイチャシ史跡俯瞰

宿泊先の東室蘭より長万部行きの普通列車に乗車した。
本日はもう一度室蘭本線で四季島を撮ろうと考えた。
ただその撮影先をどこにするかはなかなか決まらなかった。
本日、朝の室蘭はドン曇り。
テレビの天気予報でも道南は終日曇りマークだけであり、なかなかモチベーションのあがらない朝であった。
それでも一縷の望みを託して、行ってみたかった場所へ行くことにした。


降り立ったのは大岸駅。
大岸と言えばトンネル飛び出しの有名撮影ポイントがあるけどあれば下りの撮影地。
今日の四季島は上りなので別の場所で撮ることになる。トンネル飛び出しポイントからさらに先へと歩を進めた。
トンネルを抜けるとすぐにカムイチャシ史跡公園という場所へとたどり着いた。
ここが今朝の撮影ポイントだ。
たどり着くころには期待通り青空がのぞき始めていたのでテンションも上がってきた!

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カムイチャシと言えば、かつて寝台特急3兄弟の撮影で賑わった場所。
展望台へと続く階段から見下ろして撮った写真はよく見る。
ただあれも下りの撮影なので、四季島は反対側で撮ることになる。
階段を上まで登ると展望スペースがあり、どこからでも眼下に線路を見渡すことができるキャパの広い撮影地だった。


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私は展望台に登って俯瞰撮影。
先着の同業者さんもそこで撮っていた。


まずやってきたのはスーパー北斗。

キハ261系スーパー北斗@カムイチャシ俯瞰
キハ261系スーパー北斗@カムイチャシ俯瞰 posted by (C)Tylor
α99 II TAMRON 28-300mm F/3.5-6.3 Di PZD 室蘭本線/大岸-礼文


広大な北海道らしい風景の中を走る列車は絵になる。
ちなみにこの列車の真横くらいの位置が、例のトンネル飛び出しの撮影ポイントなのだけど今日は誰もいないようだ。
というより、肉眼で見ても相当草が生い茂っているようで、今ではほとんど撮影者は来てないみたいだね。
まぁ撮るもの、なくなっちゃったからね・・・。


この後上り側は凪の時間帯に入ってしまったので、せっかくだから下りのアングルでも撮っておくことにした。
たしか貨物もそろそろやってくる時間だと思ったし。


キハ261系スーパー北斗@礼文~大岸
キハ261系スーパー北斗@礼文~大岸 posted by (C)Tylor
α99 II TAMRON 28-300mm F/3.5-6.3 Di PZD 室蘭本線/礼文-大岸


こちらでもスーパー北斗から。
置き換えが進んで、ほとんどが白いキハ261系になっているみたいですね。
こちらの撮影スペースも長い階段に一列に並べば相当収容できるけれど、今となってはもうそんなに撮影者が集う事もなかろう。
寂しい話だ・・・。
っと、貨物、貨物・・・おや?

3097レ トップナンバー DF200-1+コキ@礼文~大岸
3097レ トップナンバー DF200-1+コキ@礼文~大岸 posted by (C)Tylor
α99 II TAMRON 28-300mm F/3.5-6.3 Di PZD 室蘭本線/礼文-大岸


おお、DF200-1、トップナンバーじゃありませんか!
赤熊のトップナンバーは初めての遭遇。
赤スカで良かったですね、と同業者さんと話していたけど、それもまさかトップナンバーだったとは。
これは今日は良い一日になりそうだ。


再び上り側へと戻る。
こちらは足場が点在するので、別アングルからも撮ってみた。

キハ261系スーパー北斗@大岸~礼文
キハ261系スーパー北斗@大岸~礼文 posted by (C)Tylor
α99 II TAMRON 28-300mm F/3.5-6.3 Di PZD 室蘭本線/大岸-礼文


この位置から撮るとバリ順となる。
四季島狙いで総勢5人の撮影者が集まっていたけど、一人はバリ順狙いでこのアングルに陣取っていた。
線路脇がもう少しスッキリしていたらいいんだけど、時期的に仕方がないですね。
ただいつか四季島をこっちから撮る機会もあるかもしれないし、後学のためにも1枚残しておいて良かったと思う。


そして四季島がやってくる時間になった。
空の雲は拡散し、真夏の太陽が照っていてくれる最高の条件下だった。
ワンチャンに賭けてここにやってきて本当に良かったと思う。
遠くからゆっくり、ゆっくりと近づく四季島。
どこで切り取るかは人それぞれ。
私はこの位置まで引き付けました。

TRAIN SUITE 四季島@カムイチャシ俯瞰
TRAIN SUITE 四季島@カムイチャシ俯瞰 posted by (C)Tylor
α99 II TAMRON 28-300mm F/3.5-6.3 Di PZD 室蘭本線/大岸-礼文


陽射しが当たるのは海側および正面のみ。
だけどドン曇りよりメリハリある絵になるからこれでいい。

四季島@カムイチャシ史跡俯瞰



やっぱり北海道で四季島を撮るなら、こういう北海道らしい写真を撮りたいものですよね。
昨年のエントモ岬に続いて良いポイントで撮れたと思います。


さ、撮るもの撮ったし帰りのバスの時間があるので撤収しましょ、と片付けていたら、一番最初にここの場所にいた同業者さんが「あと1本貨物があるから撮って行ったらどうですか?時間は間に合うし駅まで車で送りますよ」と申し出てくれた。
そんな大変ありがたいお誘いに感激し、お言葉に甘えて居残ること決定。
同じ趣味を持つ人から頂けるご厚意、こういうのが決して忘れない大切な思い出になるんですよね。
北海道で鉄道撮影をしているとこういう機会は本当に多いんだ。
いろんな人もいるけど、やっぱり基本鉄ちゃんは優しい!
さぁ、締めの1本キッチリ行きましょう。今度は車両メインでS字を際立たせて縦位置で撮ろうかな♪
来た来た、おお、フルコンや!

3084レ 赤熊重連!DF200-107+詳細不明+コキ@カムイチャシ俯瞰
3084レ 赤熊重連!DF200-107+詳細不明+コキ@カムイチャシ俯瞰 posted by (C)Tylor
α99 II TAMRON 28-300mm F/3.5-6.3 Di PZD 室蘭本線/大岸-礼文


締めに相応しい見事な編成美って思っていたら私以上に同業者さんが興奮していた。
何かと思ったら、なんとDF200が重連になっているじゃないですか!
これはまさに僥倖。時たまあるらしいけれど、少なくとも私は初めて見た。
さっきのトップナンバーといい、今日は赤熊のレアモノにご縁があったようだ。
あの時誘っていただけなければミスミス逃していたであろう。
返す返す、本当にありがとうございました!


四季島だけでなく思わぬ副産物も得たこの日は、今回の旅路で一番の思い出となったのは間違いありません。
出会いに、巡り合わせに、感謝。

2019/07/30

北海道夏たび鉄たび2019~2日目その2 懐かしの稀府で四季島撮影

フラノラベンダーエクスプレスの撮影を終え、四季島を撮ろうと室蘭本線へ転戦した。
特急と普通列車を乗り継いで降り立ったのは稀府駅。
今の四季島のスジだと日差しがあれば稀府~黄金あたりは順光で撮れる。
で、黄金よりの踏切で撮るか、かつてカシオペアを撮った有珠山バックのポイントで撮るか迷ったけど、ムービー録る場合踏切脇だとカンカン煩いので有珠山バックのポイントで撮ることにした。
夏場だし有珠山が見えてるかは微妙だったけど、ダメなら超望遠で編成写真にしちゃえばいいのだし。


向かう途中、貨物が来そうな時間になったので、稀府駅から2つ目の踏切に立ち寄ることにした。
以前カシオペアを撮った時に同じ列車に乗り合わせた同業者がこぞって向かったのはこの踏切だったように、ここも有名な撮影ポイントの一つである。

Img_4059

 

カメラを構えてみると、確かに抜けのいい直線だけど、線路わきに邪魔なものが結構あって交わすにはだいぶ乗り出す必要があった。
昔とは様相が変わったのか、前からこうだったのかはわからないけど私の好みではないかなぁ。

 

3059レ DF200-115+タキ@稀府~黄金
3059レ DF200-115+タキ@稀府~黄金 posted by (C)Tylor
α99 II TAMRON 28-300mm F/3.5-6.3 Di PZD 室蘭本線/稀府-黄金

 

良い具合なら四季島もここで撮ろうかと思ったけど、やっぱり先へ進むことにした。
そして2016年の1月以来にやって来たかつての名撮影地。
寝台特急群が消え、現在の主な被写体は四季島なんだろうか。
やはり以前に比べれば訪れる人も減ったのだろう、立ち位置は荒れ気味であった。


Img_4060


そして案の定バックの有珠山は雲に覆われて一切見えない状況であった。
これでは広角で撮っても仕方がないので、カメラをクロップモードに変えて超望遠域で編成写真を撮る方針にした。
まずは普通列車。

キハ40系優駿浪漫@稀府~黄金
キハ40系優駿浪漫@稀府~黄金 posted by (C)Tylor
α99 II TAMRON 28-300mm F/3.5-6.3 Di PZD 室蘭本線/稀府-黄金 APS-Cモード


思ったんだけど、今や室蘭本線で普通列車を撮るのって案外大変だなという事に気が付いた。
ちょっと前までと比べて激減してるからねぇ。
北斗星を撮っていた頃は上り下り多数やってきてキハ40好きとしては撮影していて飽きが来なかったし、列車移動で撮影計画を立てるのも容易だったものね。
それが今や洞爺から先は特に壊滅的な状況になっちゃってて寂しさを感じずにはいられない。
北の鉄路の未来はどこまでも暗いなぁ。


しばらく待っていると少しずつ空を覆っていた雲が拡散していった。
来た当初から陽射しは出ている時間帯が多かったけど、肝心のバックの空模様が残念だったので、いい傾向だなと期待を持った。

キハ261系スーパー北斗@稀府~黄金1
キハ261系スーパー北斗@稀府~黄金1 posted by (C)Tylor
α99 II TAMRON 28-300mm F/3.5-6.3 Di PZD 室蘭本線/稀府-黄金 APS-Cモード


ウスボンヤリとだけどこの撮影地のキモである有珠山が見え始めた。
それなら、と超望遠はやめて定番の構図に変えて撮ることに。

キハ261系スーパー北斗@稀府~黄金2
キハ261系スーパー北斗@稀府~黄金2 posted by (C)Tylor
α99 II TAMRON 28-300mm F/3.5-6.3 Di PZD 室蘭本線/稀府-黄金 APS-Cモード


有珠山は見えだしたけど野暮ったいことに変わりはないので、スーパー北斗は別の構図も探ってみた。
少しでも夏っぽさを感じられるアクセントがあったので、そんな黄色いお花を添えて。


そろそろ四季島が来る時間帯だなと思っていたら、相次いで同業者氏が2名やって来た。
四季島もそれなりに需要あるんですね。
そういえば道内で四季島を撮った経験は過去数回あったけれど、いずれも一人きりという事はなかったな。
みんな被写体に飢えてるんですよねぇ・・・。
たしかに私も北海道で四季島を撮る時は、関東近辺で撮る時とはモチベーションが違いますよね。


TRAIN SUITE 四季島@稀府~黄金
TRAIN SUITE 四季島@稀府~黄金 posted by (C)Tylor
α99 II TAMRON 28-300mm F/3.5-6.3 Di PZD 室蘭本線/稀府-黄金 APS-Cモード


彼方に四季島が見え始めた時直前曇り男パワーが発揮され、暑いくらいだった日差しが覆われてしまった。
おいおいまたかよとガッカリしたけれど、何とか再び復活し出す頃に切り位置に到達。
事なきを得た。
冬場のそれと比べると有珠山はまぁこんなものでも上出来と言えるでしょう。
やっぱりここは冬場の撮影ポイントだなと思う。


こうして本日の撮影予定はすべて終えた。
暑くて、帰りの列車まで1時間以上あって、だけど付近に自販機がなくて熱中症になりそうで怖かったけど、懐かしの稀府で撮影出来て思い出にも浸れて楽しかったです。

北海道夏たび鉄たび2019~2日目その1 ダブル撮り!クリスタル&ノースレインボーエクスプレス撮影@森林公園カーブ

札幌で目覚めた。
旅は今日が2日目。昨日のアクシデントがあったため今日は代案でスタートする。
当初は今日は朝から函館を起点に、道南いさりび鉄道から四季島をバイクに乗って追っかけ撮影する予定だった。
しかしバイクの故障でその後札幌に移っていたため、今日の午前中の予定が大幅に狂った。
まぁ道南はドン曇りみたいだからどのみち期待する写真は撮れなかったろうから予定変更も悪くはない。
札幌近郊は雲が多くても基本は晴れらしいのもそういう思いにさせてくれた。


代案の撮影対象はフラノラベンダーエクスプレス。
夏季限定の臨時列車であり、今はノースレインボーエクスプレスとクリスタルエクスプレスが使用されている。
ハイシーズンの今は1日にこのキハ183系リゾート改造車2編成が走っており、撮影効率がいいのだ。
昨年は富良野でノースレインボーを、大麻でクリスタルを撮っていた。
2編成とも余命はそう長くはないだろうから記録できる時に記録しておきたい。

札幌から函館本線江別行きに乗車し、森林公園で下車した。
今回は厚別から森林公園へと向かう途中にあるカーブ地点の踏切で撮る。
比較的有名な撮影ポイントであり、暑い時期でも駅からも徒歩圏内だ。


撮影ポイントは「西通り踏切」。

Img_4056


ここらは各方面に行く特急も通過するのでひっきりなしに踏切が鳴って撮影効率は非常にいい。
ただひっきりなしなのは踏切を渡る車や歩行者も同様で、朝っぱらからクソ暑い中撮影している人は奇異な目で見られるかも。
キャパはなかなかに狭く、ベストアングルはせいぜい2人まででしょうか。


Img_4054
遮断機脇のわずかな隙間から抜く

 

721系@厚別~森林公園
721系@厚別~森林公園 posted by (C)Tylor
α99 II TAMRON 28-300mm F/3.5-6.3 Di PZD 函館本線/厚別-森林公園


普通列車で構図確認。
車両後方は隠れるけれどアウトカーブなので違和感なく撮れる。
道内のポスターには今後JR北海道が進める方針として733系への置き換えを重視する旨が書かれていたので721系もいずれ見られなくなるかも。これも記録できる時に記録しておいた方がいいでしょう。
見た目は函館本線の普電の中では一番好きですけどね、私は。


ライラックなども通ったけど暑かったので近場の公園に避難しており撮影はしてません。
電で構図は確認済みなのであとは本命のみの狙い撃ちです。
まず1本目。

キハ183系フラノラベンダーエクスプレス1号@厚別~森林公園
キハ183系フラノラベンダーエクスプレス1号@厚別~森林公園 posted by (C)Tylor
α99 II TAMRON 28-300mm F/3.5-6.3 Di PZD 函館本線/厚別-森林公園


先にやってきたのはクリスタルエクスプレスの方。
去年撮った時はドン曇ったんですよね、確か。
今日は若干薄雲がかかっていたけど光線のある中通過です。
順光で撮れるのでギラギラ太陽なら銀のボディがもっと輝いたことでしょう。


およそ1時間後2本目。ノースレインボーエクスプレスがやってきました。

キハ183系フラノラベンダーエクスプレス2号@厚別~森林公園
キハ183系フラノラベンダーエクスプレス2号@厚別~森林公園 posted by (C)Tylor
α99 II TAMRON 28-300mm F/3.5-6.3 Di PZD 函館本線/厚別-森林公園


こちらは激しくタイフォン鳴らしながらの登場。
ここらは見通しの悪いカーブ地点なので、撮影してなくても基本ほとんどの車両が警笛鳴らしてやってきます。
だけどこの時は踏切後方側にも私以外に撮影者がいたので、注意喚起の意味合いが強かったのでしょうね。
私は離れた位置からリモコンで撮ってましたが、踏切寄りで撮る場合あまり乗り出さずに撮りたいところです。


お目当てが2本撮れたところで撤収。
当初は今回の旅では撮る予定のなかった2編成をまずまずの光線状態で撮影出来て良かったと思います。
結果オーライってやつでしょうかね。
この後は札幌に戻って室蘭本線目指して移動です。
追っかけは無理だったけど、今からでも1本くらいは四季島も撮れそうな感じなので。

2019/07/29

北海道夏たび鉄たび2019~1日目 レンタルバイクで大誤算!?

朝、蒲田のホテルで目覚めた私は京急線に乗り羽田空港へ向かった。
今日から夏休み。毎年恒例となっている夏の北海道遠征がいよいよ始まる。
飛行機はあっという間に新千歳空港へとたどり着いた。
で、今まではここからエアポートなり何なりの列車に乗り込んで移動してたわけだが、今回は少しパターンを変えた。
空港より送迎バスに乗り込んで向かった先はレンタルバイク屋さん。
そう、今回の遠征ではバイクをレンタルして夏の北海道を走ろうと考えた。
せっかく普通自動二輪の免許を取ったわけだし、それなら聖地北海道ツーリングをしてみたいと思うのは当然の事だろう。
本当は自分のバイクで道内に来れれば一番なんだけど、さすがにまだそこまでの経験値はないのでレンタルすることにしたのだ。


借りたのはHONDAの400X。今日はこれに乗って函館まで向かう。
ナビが示す所要時間は4時間少しだったけど、安全第一運転でいろいろ立ち寄りながら6時間以上かけて行こうかなと考えていた。

400x_01


ところで、普段はNinja400に乗っている私がラインナップにNinjaがあるにも関わらずこちらをチョイスしたワケは、このバイクがいわゆるツアラーにカテゴライズされるバイクであり、長距離移動に適したバイクだからというのが大きい。
まぁせっかくだから別のメーカーの別のバイクにも乗ってみたいという気持ちがあったことも否めないが。
さっそく乗車してみると、重さ、足つきなどはNinja400に比べると苦しいものがあるけど、それ以外の乗り心地だったりはこちらの方が断然ラクチンだという事がすぐにわかった。
ギアはスコンスコン入るし、タイヤの吸い付きが素晴らしく安定した走行ができる。
何より乗車姿勢がアップハンドルでストレスフリーな快適さ!
これなら100キロ以上休みなく走ったとしてもほとんど疲れそうもない。
そのツアラー性能に舌を巻きながらの道中でした。


そんな快適ライドに文字通り暗雲が立ち込めだしたのは支笏湖付近までやってきたころだろうか。
ポツポツと空が泣き出し、あっという間にスコール状態に。
来る前に調べた週間予報では滞在中道内はオール晴れになっていて天の神様に感謝したわけだがこの裏切られようは・・・。
普段、雨の中ではほとんど走らないというのに、慣れないバイクでの長距離ツーリングでこの状況では不安しかない。
実際路面はあっという間にビショビショになり、周りの車は水しぶきをあげながら爆走。
それに流れを合わせて乗る私も否応なく普段は出さないようなスピードで付き合わされる羽目に。
正直、山道でコーナーの多い支笏国道において、明らかに私の技量以上のスピードで走らされて怖いったらなかった。
後ろの車が容赦ないからねぇ・・・。いいですね、四輪は安定性があって。
ただ、ここでも400Xの性能が技量不足を補ってくれたのだ。
正直、Ninjaでこの状況の中このペースで走れたかと言われれば怪しいところである。
まぁ求める用途が多少違うってのもありますけどね、それにしても400Xは快適だ。


雨にも、周りの車の暴走にも負けずに走り続けると、もうすぐ洞爺にたどり着くあたりでようやく雨は上がり車の数も減って安心走行ができるようになってきた。ここからようやくマイペースでのんびり行けそうだなとホッとした。
壮瞥温泉という湖近くのパーキングが目に入った時は、ここで記念撮影をしていこうと思い立つくらいの余裕が出来ていた。
だが、まさにこれが余計なことだったとはこの時点では思いもよらなかったのである。


400x_02


ここまで100キロ弱、昼飯も食わずに走りっぱなしだったけどほとんど疲れはない。
400Xはどこまでも素晴らしいね、と写真を撮って方向展開、道路へ戻ろうとしたその時!
車体を傾けた瞬間、想像以上の重さに一瞬気を抜いていた私の腕はバイクを支えきれなかった。
慌てて踏ん張ったけど、190キロ以上ある重みを支えきれるはずもない。
最後は諦めて手放さざるを得なかった。立ちゴケだ。いや取り回しゴケ?
うわぁやっちまったなぁ、汚れちゃったよ、目立つ傷がついてなけりゃいいけどなぁ。
土の上だし、勢いよく倒したわけでもないので、まだこの時点では深刻には考えていなかった。
教習所で習った通り無事引き起こしも出来たし、ちょっとくらいの擦り傷なら必要以上に咎められはしないだろうって。


しかし地面に落ちているものを見て目が点になった。
・・・これは、、、クラッチレバーの欠片!?


400x_04

 

うそーん、折れちゃったのかよ。
あれで折れちゃうのかよ、なんて脆いんだ・・・。
目の前がサーっと暗くなったけど、まぁ短くなっちゃったけど運転に支障は少ないし、クラッチレバーくらいなら後で弁償すればいいやと気を取り直し、走りだそうとしてさらなる異変に気付いた。
エンジンがかからないのである。
なんでやねん!エンジン系統までいかれたと言うのか、あんなちょっと倒れたくらいで!
そう思い車体をくまなく調べてみると・・・その原因がみつかったのである。
これは・・・うん、致命的だわ。なんとシフトペダルが内側に折れ曲がってしまっていた。


400x_03


これではエンジンがなかなかかからないわけだ。
思いきり踏み込めばおそらく下には行くけど、上には上げることはできない。
つまりギアが1速の状態でこの状況になってしまったら、Nにすら入れることができないわけだ。
この時点で取り返しのつかない状況になってしまったことを理解、ツーリングの中止を決断するに至った。


レンタル店に電話し状況を説明すると、保険屋に電話してあとはお客様でご対応くださいという冷たい返答。
保険会社のあいおいニッセイ同和損保(奇遇にも私個人の契約する損保会社といっしょ)さんに電話し、レッカー移動の手配をしてもらうという初体験を、自分のバイク以外ですることになってしまった。
旅はとん挫。
レッカー車が来るまでに慌てて函館で確保していたホテルをキャンセルし、この後の行程を練り直す羽目になった。
レッカー移動代や車両修理費を払うため一度店舗に戻らなければならず、利便性を考えて今夜は札幌に泊まることにした。
だけどこんなところに取り残されてどうやって千歳まで向かえばいいんだ。タクシーかなぁ。さらなる出費が・・・ハァァ。


やがて1時間もせずにやって来たレッカー車。
その運転手さんが打ちのめされた私に救いの手を差し伸べてくれた。
なんと特例で店舗まで同乗させてくれるって!
捨てる神ありゃ拾う神あるとはまさにこのこと。
お言葉に甘えて乗せてもらうことにした。これでこれ以上の出費はなく最速で千歳まで戻れる。
正直打ちのめされていたのでありがたかったですね・・・。


400x_05


気まぐれでこんなところで記念撮影しようなんて思わなければ、今頃はもう豊浦を超えて胆振国道に入っていたのかなと考えると悔しくてたまらなかったけど、誰にも迷惑をかけないただの自損事故、いや事故ですらないな、取り回しで倒しただけじゃ、とにかくその程度で済んだと、レッカー手配っていう経験もできたと、かかる損失も授業料だと、そう思い込むことで自分を慰めながら千歳へと戻った。
運転手さん、大変助かりました、本当にありがとうございました・・・。
ああ、あと付け加えるならこんなことになってしまったけど400Xそのものは非常に乗りやすく快適なバイクでした。
ただ重たいので取り回しだけは要注意ってことですね・・・。


レンタル店舗では店員にあからさまな舌打ちとため息を連発されて屈辱を受けながらレッカー移動代5万円+車両修理費1万円ちょっと、合計6万円少し取られてしまい、明日1日分のレンタル料金の半額だけはキャンセルで戻って来たけど、それでもたった数時間の利用で手持ちの金額の半分近くを没収されてしまい、レッカー運転手さんの優しさで少し回復していた心は再び打ちのめされた。
正直今すぐ飛行機に乗って帰りたかった。
もうこの店の無料送迎バスなど利用する気にもならなかった私は、重たい足を引きずって歩いて南千歳へと向かうのであった。


幸い旅はまだ始まったばかり。
最初に嫌なことが起きたけれど、きっとここから巻き返せるはず。
そう信じて・・・。
でもさすがにこの日は札幌に泊まったけれどススキノへ繰り出す気力はなかったなぁ。
明日は予定変更して函館本線で撮影します。

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