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カテゴリー「旅行・地域」の記事

2019/01/13

九州満喫遠征6日目~ななつ星撮影@豊後中川

遠征最終日の朝。
今日は午前中に最後にもう一度ななつ星を撮ってから帰ることになる。
最後だしビシッと決めて帰ろう。


ところが、この日の朝も8時近くになっても薄暗いドン曇りの空が広がっていた。
結局最初から最後までずっとこんな感じだった。
気分は上がらないまま、豊後中川駅に降り立った。
豊後中川~豊後三芳間は乗車時間も長く、撮影ポイントもいろいろありそうだが、その中でも有名なのは鉄橋上に1本木のある場所。
たどり着いたころには多少は明るくなりつつあったけど、周囲は霧に覆われて結局はスッキリしない眺めになっていた。
どうせ悪天なら雪でも降ってりゃまだ絵になるんだがねぇ。
まぁ霧も幻想的なアクセントになってくれるかもしれないと期待して撮影開始。


キハ47形普通列車@豊後三芳~豊後中川
キハ47形普通列車@豊後三芳~豊後中川 posted by (C)Tylor EOS 7D Mark II EF70-300mm F4-5.6 IS II USM
久大本線/豊後三芳-豊後中川


おや、キハ47じゃないですか。
へぇ、久大本線でも走っていたんだねぇ。初めて目撃したかな。
編成が長いと木に掛かってしまうけど、2両程度なら木をアクセントにした写真が撮れるのでむしろ短い被写体向きかもね。


と、ここに来てこの旅で初めて同業者さんが一人登場。
今日が日曜日だってこともあるのだろう。
その頃には、なんと降るはずがなかった雨が降り始めていて唖然。
直前曇り男ならまだしも、雨雲まで呼んでしまうとはつくづく自分が恨めしい。
そしてななつ星がやってくる踏切りが鳴った時、最後にして最大のアクシデントが起きた。


なんと、ファインダーが、真っ白!?
これはいったいどうしたことか。
ピンを雨粒に持っていかれた?それとも呼吸で曇ってしまった?カメラの不具合?
もう目の前に列車は来ている。
訳が分からずテンパったまま、とっさにマニュアルフォーカスで動かしてとりあえずシャッターを切った。
撮っている最中もファインダーは真っ白なままなので最悪の事態を覚悟しながら・・・。
最後の最後で成果なし・・・ってのをやらかしちゃったのか。
撮影結果は・・・。


ななつ星in九州@豊後三芳~豊後中川
ななつ星in九州@豊後三芳~豊後中川 posted by (C)Tylor EOS 7D Mark II EF70-300mm F4-5.6 IS II USM
久大本線/豊後三芳-豊後中川


・・・どうやら、最悪の事態だけはどうにか回避できていたらしい。
だけどテンパって、フォーカスリングだけじゃなく、ズームリングもまわしちゃってたらしく、画角がカツカツになってしまっていた。
連写したうち、この1枚だけがカツいものの奇跡的に収まりきっていた。
到底納得いくものではないけれど、成果ゼロに比べればナンボかマシなので安堵のため息を漏らした。
終えた後カメラを確認したらあの症状は消えていた。
あれはいったい何だったのだろう。
ファインダーが真っ白なままでもきちんとピンは来ているし、フォーカス関連の不具合じゃなかったみたいだけど・・・。
7D2はそろそろ一度メンテナンスに出すべきかもなぁ・・・。


ファインダーだけじゃなく、心がモヤモヤしたまま終われないので、最後に特急ゆふを撮っておく。


キハ185系特急ゆふ@豊後三芳~豊後中川
キハ185系特急ゆふ@豊後三芳~豊後中川 posted by (C)Tylor


これで少しは溜飲が下がったかな。
なんやかんや、今回の旅で一番多く触れ合ったのはキハ185系だったね。


こうして終わった今年の年明け遠征旅。
いろいろあったけどふり返れば本当に楽しくすごせた5泊6日間だった。
今年も温泉に鉄道に、自分の好きなことだけをして過ごすことができた。
繁忙の日々を終えて日常に戻る前にどうしても必要なリセット期間。
それがこの旅なのだ。
長年続けてきたけど、この年明け旅がどれほど自分にとって大切なのか、改めて認識することができた。
さぁ、また次のお楽しみのために明後日から頑張って働こうじゃないか。

2019/01/12

九州満喫遠征5日目~いさぶろうしんぺい&かわせみやませみ乗車記

今日は朝から雨が降っていた。
予報でそのことを知っていた私は、当初の予定を変えて昨日の撮影後に熊本に来ていた。
もともとこの日は豊肥本線であそぼーいでも撮ろうと考えていたんだけど雨では仕方がない。
代替案として思いついたのは「乗り鉄」だった。
熊本から肥薩線方面には観光列車が走っている。
去年は撮影もした「いさぶろうしんぺい」「かわせみやませみ」だ。
それを思い出し、だったら去年は撮るだけしかできなかったこの列車に乗り鉄しようと考えついたのだ。
いさぶろうで終点吉松へ行き、しんぺいで人吉まで戻ってくる。
そして人吉からはかわせみやませみに乗車して再び熊本まで戻って来ようって寸法だ。
終日乗っているだけなので雨も関係ない。雨と知ってすぐに方針変更。機転が利くって素晴らしい!


熊本駅にて「いさぶろう1号」とご対面。


特急いさぶろうしんぺい


乗ってみたかった列車に初めて乗る時はいつだって子供に戻ってしまう。
ワクワクしながら乗り込んだ。
いさぶろうはもともとキハ47形だったものを改造したわけだが、車内の雰囲気はレトロチックで面影は少ない。


いさぶろうしんぺい車内


だけど走行音や乗り心地、そしてディーゼルの匂いがキハ40系を思い出させてくれる。
トイレも多少は改装されているが、染みついた匂いは国鉄のそれ。
モダンで落ち着く雰囲気の中、国鉄の名残も感じさせてくれる列車だった。


いさぶろうしんぺい乗車証明書


観光列車なのでアテンダントさんがいて常に乗客に気を配り、その都度説明もしてくれる。
乗車記念証をもらえたり、記念撮影をしてくれたり、サービスに余念はない。
そういったサービスを受けているうちに、列車はあっという間に人吉へと着いた。


1年ぶりの人吉だが、今回はここからが本番。
肥薩線は八代~人吉間は球磨川沿いを走るいわば川線。
しかし人吉から先の吉松までは山間部に入る山線へと変貌するのだ。
そしてここから先は運行本数が激変し、なかなか乗車の計画を立てづらい区間にもなる。
去年もできれば乗りたかった区間だが時間が合わずに断念し、人吉へは宮崎から高速バスで入っていた。
そんなだからこの先は実に楽しみにしていた。
なお、人吉に来るまでにアテンダントさんに声掛けして予約すれば、人吉名物の駅弁栗めしを持ってきてもらえる。


列車は吉松へと向けて走り出した。
ここから先は駅数は少ないが、走行困難路線であり時間がかかり、到着駅ひとつひとつで長時間停車があって記念写真が撮れる。


大畑駅


ここは日本一の名刺駅こと、大畑駅。
この駅に名刺を貼ると出世できるというジンクスがあり、駅舎中がそんな名刺に覆われている。
残念ながら名刺は持ってきていなかったが、見ているだけで壮観だった。


大畑駅から先は有名なループ線のスイッチバックが体験できる。


肥薩線スイッチバック


スイッチバックは幾度か経験しているが、ループ線内でとなると初体験。
なるほど、これでは時間もかかるし、そもそも走行自体が手間がかかる。
この区間が異常に本数が少ないのも仕方がないことだなと思う。
登りきると日本三大車窓の一つと言われる絶景が広がるのだが、残念ながら今日の天気では視界は不良だった。


そうして列車は終着の吉松駅へと着いた。
吉松では接続の観光列車はやとの風が出発間際で、地元住民がお見送りに来ていてカオス状態だった。


吉松駅で地元住民がお見送り


これから今来た道を戻ることになるわけだけど、はやとの風に接続できるのならそのまま鹿児島中央まで行っちゃうのもアリだったなと少しだけ悔やまれたが仕方がない。
吉松駅は滅多に来られる場所じゃないし、今日のところはこれで満足しておこう。


JR肥薩線吉松駅


吉松駅に普通列車も停車中だったので、観光列車改造車と普通車のキハ47形の並びをシンメトリーで記念撮影。


キハ47形 観光列車いさぶろうしんぺい&普通列車@吉松駅
キハ47形 観光列車いさぶろうしんぺい&普通列車@吉松駅 posted by (C)Tylor


数分後、折り返しとなるしんぺい2号に乗って人吉に戻った。
私が続けて乗車していることに気づいたアテンダントさんに苦笑いされてしまう。
これが鉄ヲタってヤツなんですぜ・・・。
帰りの車内ではのんびりと栗めしを食べて過ごしました。


人吉名物駅弁栗めし


人吉に戻ってきていさぶろうしんぺいとはお別れ。
今度はかわせみやませみに乗る番だ。
はやとの風は名残惜しかったが、かわせみやませみこそぜひ乗りたかったので楽しみだった。
いさぶろうとの並びも1枚。


いさぶろうしんぺい&かわせみやませみ


かわせみやませみもキハ47形の改造車だが、いさぶろうしんぺいとは趣が違う。
より煌びやかで華やかな内装になっている。


かわせみやませみ車内


同路線内を走る観光列車を同じ風にしないで、乗客を飽きさせないよう工夫されているのだなと思った。
水戸岡氏のデザインをこれでもかと堪能できる車内だ。


かわせみやませみビュッフェ


こちらはビュッフェ兼売店。
いさぶろうしんぺいでは車内販売はアテンダントさんの手売りだが、かわせみやませみでは自身で買いに出向くことになる。
グッズを大人買いし、スイーツボックスも買っておいた。


いさぶろうしんぺい&やませみかわせみグッズ


かわせみやませみも途中、一勝地駅や坂本駅などで数分停車してくれるので記念撮影や記念入場券などを駅で買える。
一勝地駅は名前の通り縁起のよさで知られている。


行きは終始雨が降っていたがいつのまにか上がり、青空さえのぞき始めていた。
こうなると球磨川の流れる景色がより美しくなる。
行きにだいぶはしゃいでいたので、帰りはのんびりとそんな車窓風景を眺め、残り少ない乗車時間を楽しんでいた。


球磨川の眺め


そして列車は熊本に戻ってきてしまった。
雨のために急遽代替案としてひねり出したこの肥薩線観光列車乗り鉄だったけど、結果的にこの案は大正解でしたね。
なんたって楽しかったもの。
このところ撮り重視でいるけれど、もともと乗り鉄で入った鉄道趣味の世界だからね。
1日中乗っていたって飽きないのだ。
なお、今夜の宿泊地である日田駅までは、この後も鹿児島本線~久大本線の普通列車乗り継ぎが2時間半ほど残されており、まさに朝から晩まで列車に乗りっぱなしになるのであった。
さすがに、うん、疲れたかな(苦笑)。
肥薩線はいつかはやとの風にも乗って完乗したいね!


特急いさぶろうしんぺい面縦@大畑駅
特急いさぶろうしんぺい面縦@大畑駅 posted by (C)Tylor


楽しかったよ、いさぶろうしんぺい。


特急かわせみやませみ面縦@坂本駅
特急かわせみやませみ面縦@坂本駅 posted by (C)Tylor


ありがとう、かわせみやませみ。

2019/01/11

九州満喫遠征4日目~ななつ星撮影@植木下段アングル

名残惜しい壁湯温泉を後にし、久大本線~鹿児島本線と乗り継いで植木駅へとやってきた。
今日は初日以来のななつ星撮影をする。
植木~田原坂には鉄道の有名撮影地があり、去年もこの場所でななつ星を撮っていた。


ななつ星in九州@田原坂~植木
ななつ星in九州@田原坂~植木 posted by (C)Tylor


この見下ろし構図もいいけど、どうしてもビニールハウス群が気になってしまう。
去年のブログでは、下に降りて正面から撮るのもいい感じだけどそれにはレンズの長さが足りない的なことを書いていた。
ちなみに去年はソニーのフルサイズで300ミリをクロップして450ミリ概算で試して足りないと感じていた。
今回はキヤノンのAPS-Cなので、300ミリレンズを使えば概算で480ミリで撮れ、足りなかった部分が理想に近づくと期待した。
新レンズEF70-300mm F4-5.6 IS II USMはこの日の撮影のために導入したといっても過言じゃない。


だから今日の撮影は大事なものになるはずだったんだけど、初日に続いて今日もまたドン曇っているのはどうしてですかね?
たしか来る前に確認した週間予報では晴れる日が多かった気がしたんだけどなぁ。
ここまで基本的に日差しがあることが多いんだけど、どうも肝心な時だけ確実に曇ってるんだよねぇ。
なにはともあれ、ななつ星がやってきた。


ななつ星in九州@植木~田原坂
ななつ星in九州@植木~田原坂 posted by (C)Tylor EOS 7D Mark II EF70-300mm F4-5.6 IS II USM
鹿児島本線/植木-田原坂


天気がこんななので薄暗いのと、線路わきの枯れ草が目障りと言えば目障りだけど、ほぼ思い描いた写真が撮れた。
ななつ星の超望遠でのドカン構図、撮っておきたかったんですよ。
晴れてくれれば正面に奇麗に日差しが当たったはずなので、それだけは悔いが残るけど。


雨は降る降る 陣馬は濡れる 越すに越されぬ田原坂


ついこの前見た大河ドラマ西郷どんの記憶が新しい中、西南戦争最激戦区だったこの地での撮影には思うところがありました。
この後は当初の予定を変更して熊本へ。

2019/01/10

九州満喫遠征3日目~壁湯温泉(大分県)

長湯温泉で目覚めた私は朝から贅沢に貸切風呂を楽しんだ。
名残惜しい長湯だが、今日も温泉巡りは続く。
いったん大分まで戻り、そこから今度は久大本線に乗り換え豊後森駅で下車した。
豊後森は今日の温泉地の最寄り駅で、そこからは再び路線バスで向かう。
今日行くのは壁湯温泉。
九重九湯の一つに数えられる温泉であり、今回の旅の核となる場所だ。
九州旅行を決めた時に温泉を探していく中で九重九湯にはぜひ行きたいと思ったが、その中でもこの壁湯温泉がずば抜けて魅力的だった。



壁湯停留所で降りるとすぐにこの看板が目に入ってくるので迷わない。
壁湯温泉の一軒宿、旅館福元屋さんだ。
川沿いに立っている旅館で、道路からは見下ろす断崖に立っている。



階段を下りて中に入っていくと、旅館へ続く道と共同浴場「壁湯温泉」に続く道に分かれている。
最初私はそれをわからなくて、共同浴場のお湯がここの宿の設備の一つなのかなと勘違いしていた。



地元の方と思しき老人がすでに入浴しており、旅館は向こうだよと教えを頂く。
共同浴場の方もなかなか雰囲気があったが、お目当てのお湯はここじゃないのだ。
分かれ道の反対側へと進んでいくとすぐに母屋が目に入ってきた。



「日本秘湯を守る会」の提灯と、「日本源泉かけ流し温泉協会」の看板が掲げられている。
もうこれだけで期待は高まる一方だ。
さっそくチェックインすると、女将さんから衝撃の一言が。
本日泊まるのは私だけだという。
今までいくつも温泉宿には泊まってきたけど、そんなことはいまだかつてなかった。
という事は、あのお湯と、旅館のサービスを独占で楽しめちゃうってことか・・・。
昨日に続いてなんて贅沢なんだ・・・。



館内も、古き日本の温泉宿を思わせてくる趣あるつくりとなっており、他に宿泊者がいないこともあって聞こえてくるのは川のせせらぎのみ。
今夜もまた、静かにゆっくりと過ごせそうだ。
なにはともあれ夕食前に入浴だ。
名物の河合沿いに設置された洞窟風呂、いよいよ味わう時が来た。


もうそこが目に入った瞬間に嬉しくなっちゃった。
そのロケーション、雰囲気ともに素晴らしく、お湯はこれでもかというくらいに澄み渡っている。
足元から常時湧き上がってくるというお湯は、300年以上も前から噴出しているらしい。
源泉温度はぬるく、「1時間入らずして長湯を語るべからず」という言葉が残っているほど。


入ってみるとなるほどぬるく、真冬の今だと身体を完全に沈めていてもほのかな寒気を感じるほど。
かつて行った長野の白骨温泉を思い出させてくれるが、体感的にはあそこよりもぬるい感じだ。
これなら確かに1時間以上は入らないと湯冷めしてしまいそうだ。
まぁ誰も来ないので本当に何時間でも入ってられそうな感じではあった。
実はここは混浴なのだが、バスタオル巻き可能なのでこの素晴らしさを女性でも存分に楽しめる。
だけど真っ裸で入る解放感はすさまじく気持ちいいものがあったので、気にしない女性の方は試してみては。
女性専用野天風呂もあるけどこじんまりとしていて、とてもここで味わうほどの解放感は得られないだろうし。



夕食は女将さんお手製の郷土料理を味わえる。
味も量も申し分ないのだが、名産の馬刺しには複雑な思いを抱かざるを得なかったね・・・。
なんせ競馬ファンですから。競走馬が走れなくなった後の末路を知っているだけに・・・。
泣きながら完食しておきました。


夕食後は再び入浴。
今度は本当に1時間以上じっくりと入った。
外湯は洗い場がないのだか、湯船とセパレートされた場所に洗い場があってそこで身体を洗う。
次々とお湯が沸きだして洗い場に流れ込んでおり、洗い場から排水溝に流れ出ていくのでボディソープもシャンプーも使える。
もちろんシャワー設備は付いてないので、温泉のお湯で流すことになるのだが、お湯はとてもきれいだし他に入浴客もいなかったのであまり気にならなかった。
どうしても嫌な人は内湯の家族風呂を借りればそこにはシャワーが設置されている。
ちなみに家族風呂はお湯の温度も熱いくらいなので、外で湯冷めした場合に温まりなおすこともできる。
宿泊者が誰もいない今夜は、どちらのお風呂も使いたい放題であった。


壁湯温泉旅館福元屋さんは期待通り、いや期待をはるかに上回る素晴らしいお宿でした。
ここは本当にお勧めできる宿です。
一人きりで使えた今夜はラッキーだったけど、旅先で出会った人とともに長時間湯船に浸かって裸の付き合いをするのもまたよさそうだなと思いました。


壁湯温泉データ

泉質:単純温泉
温度:39℃
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、産後回復期、疲労回復、健康増進、神経痛など

2019/01/09

九州満喫遠征2日目その2~長湯温泉(大分県)

ななつ星撮影を終えた後再び豊後竹田駅に戻り、昼食後に駅前から出ている路線バスに乗り込んだ。
これから今日泊まりに行く温泉地を目指す。
今回の旅で最初に行く温泉、それは長湯温泉だ。
長湯温泉と言えば、その炭酸濃度の高さから「日本一の炭酸泉」と呼ばれることもあり、これまであまり炭酸泉には縁がなかった私だけに楽しみにしていた。


1時間程度でバスは長湯停留所に着き降り立った。
何はともあれ、ここに来たからには行っておきたい場所があった。
それはラムネ温泉。共同浴場ながら、長湯を象徴するまさにラムネのようなシュワッとした炭酸泉が楽しめる。
ところが・・・なんと今日水曜日は定休日だって!?



そりゃさ、よく調べてこなかった自分が悪いんだけどさ、ガッカリじゃない。
入りたかったなぁ、ラムネ温泉。
一瞬明日の開店時間待って入っていこうかと思ったけど、明日は明日の予定があるので泣く泣く断念した。
しかし、泊まる宿にチェックインするにはいささか時間が早すぎる。
そこで別の旅館のお湯に立ち寄り湯することにした。


長湯の温泉街をプラプラ歩いていると川沿いにこんな場所が目に入ってきた。



これが長湯温泉名物、ガニ湯だ。
野ざらし!
これにどうやって入れっていうのよ。
以前、三朝温泉に行った時も「河原風呂」という似たようなものがあったけど、あそこにはそれでも葦簀が設置されてあって、一応は外から見えにくくする配慮はされてあった。
しかここはまさに丸見え。
一応脱衣所的な場所は外から見えない橋の下になっているわけだけど、そこから湯船まで裸で移動すれば結局丸見えだ。
今日は平日なのでほとんど通行人もいなかったのでネタとして入っても良かったが、肝心のお湯が冬に入るにはぬるすぎたので断念。
結局近くにある旅館のお湯に立ち寄り湯することにした。



大丸旅館さん。長湯温泉の老舗のお宿だ。
立ち寄り客も快く受け入れてくださり、また平日で誰もいないこともあって湯の花浮く新鮮そのもののお湯を堪能できた。
いやぁ、気持ちよかった。全身に染みわたる長湯の湯。
お湯を叩いてみると、さすがに炭酸泉だけあってコーラやサイダーのようにジュワ~っとなるのが面白い。
こうしてまずは新年最初の温泉を堪能できた。


長湯温泉は効能あらたかだが、それは入浴だけに限らず、飲泉でも知られる。
街中にはそんな飲泉ができる設備が存在しており、物は試しと私も飲んでみることにした。



うん、ちょっとハードル高いかな。
ほぼ鉄の味しかしない(血を飲んでいるがごとく)ので、軽く口に含む程度しかいけなかった。
それでも身体にはいいみたいだが・・・。


そうこうしているうちにも、いい時間になってきたので今夜の宿にチェックインすることにした。
本日お世話になるのは「宿房 翡翠之庄 The Kingfisher resort」さん。
長湯の温泉街を見下ろす山の上にある広大な土地に離れの旅棟をいくつも持つ、ハイグレードなお宿だ。
自分へのご褒美の旅なのだからこんな場所に泊まってもいいよね。



そしてここでも平日来訪の恩恵を受けることとなった。
私が予約したのは、贅沢と言ってもそこは一般客室。
だけど宿泊者が他に数名だけで部屋が空いているという事で、値段据え置きで離れの客室にアップグレードしてもらえた。
そんなお心遣いがものすごくうれしかった。
通された部屋は静かで落ち着いて、そして一人で利用するには広すぎの、贅沢すぎる空間だった。



ゆったりと過ごすにはうってつけ。
疲れ果て、いろんなしがらみから逃れてきた身には本当にありがたい。
またお湯も貸切風呂が基本で他の宿泊者に出くわすこともなく、まさにじっくりと味わうことができた。
あの怒涛の日々を思い出し、頑張ってきた自分を思うと感無量になってしまった。
日頃の苦労は報われるのだと、改めて感じながら静かな夜は更けていった。


長湯温泉データ

泉質:炭酸水素塩泉・二酸化炭素泉
温度:24.6℃ - 52℃
効能:糖尿病・胃腸病・心臓病など

九州満喫遠征2日目その1~ななつ星撮影@豊後荻

大分駅前のビジネスホテルで目覚めた私は豊肥本線の列車に乗り込んだ。
今朝はまず豊肥本線内でななつ星in九州を撮ろうと考えていた。
去年の九州旅行ではメインとして追いかけたななつ星は、四季島や瑞風に先駆けて走っている同じ周遊型豪華クルーズトレインだけど、機関車が客車を牽くという従来の豪華寝台の系譜を引き継いだ唯一の存在として他の二つよりも親しみが強い。
今回は乗るのも撮るのも初めての豊肥本線内ということでよりワクワクしていた。


降り立ったのは豊後竹田駅。



実は撮影ポイントは豊後荻~玉来間であり、竹田のさらに先なわけだけど、大分からの普通列車は竹田止まりとなってしまい、それより先に列車で行こうと思うとななつ星通過に間に合わなくなってしまう。
豊肥本線は利用者の多い大分~中判田間とその先とでは大きく様相が変わり、それは豊後竹田より先となるとさらに減少するのだ。
しかし豊後竹田から豊後荻ではさすがに徒歩では向かえない。
そこで役に立つのが駅横の観光案内所で貸し出されているレンタサイクルなのです!



さっそくレンタル。なんと電動だった。やるじゃないか、竹田観光組合。
そして結果的に電動で大変助かることになったのだ。
なんせ豊後荻までの道のりは基本山道になっていた。
しかも結構な急こう配で、電動アシストがなければ登りきるのは困難とも思えるきつさ。
電動アシストでさえ弱々しく、やっとこさ上っていく有様ですぐにバッテリーが減少してしまい焦ったが、どうにかポイントに到着。
初めてでもすぐにわかる場所だった。


ななつ星も見慣れたものなのか、それとも平日という事も大きいのか、他に撮影者は誰一人いなかった。
立ち位置は選びたい放題だけど、撮影場所は駐車場のような場所なので止まっている車を交わしながら構図を作らなければならない。来る途中上り列車が1本行っちゃったので、練習電は何もないまま本番を迎えた。


ななつ星in九州@豊後荻~玉来
ななつ星in九州@豊後荻~玉来 posted by (C)Tylor EOS 7D Mark II EF70-300mm F4-5.6 IS II USM
豊肥本線/豊後荻-玉来


先日買った新レンズEF70-300mm F4-5.6 IS II USMの筆おろしがこの1枚となりました。
たしかに爆速AFでした!


1年ぶりのご対面となったななつ星。
やっぱり存在感がある列車ですね!
なるほど、いい撮影地だなと思う。
だけど残念だったのは空模様。晴れていればバリ順になるはずのポイントだからだ。
来る途中まではバリバリに晴れていたのに、いつの間にか雲マシマシだものなぁ。
どうやら九州に来てまで、相変わらず私は雲を召喚してしまう男のようだ・・・。


なんにせよ、この旅最初の目的を果たすことができたので良しとしようか。
なお今年は広範囲の追っかけはせずに、無理のない行程でいくつか撮っていくつもりだ。


キハ185系九州横断特急@朝地~豊後竹田1
キハ185系九州横断特急@朝地~豊後竹田1 posted by (C)Tylor EOS 7D Mark II EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM
豊肥本線/朝地-豊後竹田


豊肥本線は本数が少なく、またいつ次来れるかもわからないので、ななつ星だけじゃなく撮れるものは撮っておきたい。
移動の列車待ちの間に九州横断特急を積極的に狙っていった。


キハ185系九州横断特急@朝地~豊後竹田2
キハ185系九州横断特急@朝地~豊後竹田2 posted by (C)Tylor EOS 7D Mark II EF70-300mm F4-5.6 IS II USM
豊肥本線/朝地-豊後竹田


昨年の遠征時には一切お目にかかれなかったキハ185系。
今回は撮る乗る両方できました。
ほんと、JR九州の車両は何から何まで魅力的だわ・・・。


さぁ、ここからは待ちに待った温泉タイムです!

2019/01/08

九州満喫遠征初日~仕事終わりの大分入り

今日は仕事終わりに旅立つ日。
待ちに待った、年明け恒例温泉一人旅がいよいよ始まるのだ。
仕事は早番で出勤し、いつもより少し早めに上がれば十分間に合うだろうと踏んでいた。
ところが乗り換えアプリを使って時間検索してみると、それでは超ギリギリになってしまうという現実に気が付いた。
早く着いて早く寝たいと思うがばかりに、飛行機の時間を早めにしすぎちゃったみたいだ。
焦ったけど、どうにか余裕を持たせて空港にチェックインする方法があることがわかった。
それは、仕事を終えて15分以内に会社から駅まで行って新幹線に乗り込むという事。
いくら何でもそれはきついかもしれなかったので、リハーサルとして昼休みに切符を先に買いに行きがてら時間を計ってみた。
するとおよそ10分で駅まで行けることがわかったのだ。
切符は買ったのでそれで時間を食う心配もない。
安心して、それでも猛ダッシュで仕事終わりに駅まで突っ走った。
そして結果的に目標の新幹線どころか、その1本前のにギリギリ乗車することができたのである。
おかげで空港に着いてからさらに余裕ができて、夕食もゆっくりと食すことが叶ったのである。
一時はどうなるかと思ったけど、無事に今夜の宿泊地の大分に降り立つことができた。
旅の本格的なスタートを前に、胸をなでおろして眠りにつきました。


2018/08/31

旅の終焉・・・陣馬に終わる

村上でカシオペアを撮影した後私はさらに羽越本線を北上した。
村上から特急いなほに乗車し、秋田方面へ。



大雨の影響とかで徐行運転し、遅々として進まないいなほ号。
当初の予定よりだいぶ遅くなりそうで、そうなると目的地まで到達できそうもなかった。
出かける前に立てておいた計画案では、明朝青森まで向かうカシオペアを奥羽本線で早朝に仕留めるべく、陣馬駅でマルヨする覚悟でいたわけだけど、列車が遅れたこと、そして1日の撮影で奮闘し疲れ汗まみれになった身体が不快で、考えた結果途中の大館駅までで下車して、急遽ホテルを抑えて宿泊することにしていた。
大館のホテルでは温泉大浴場に入れて身体を清められ、また6時間ほどとはいえ熟睡もでき体力も回復。
これで最後にカシオペア撮影を決めて帰ろうと未明の町を出発した。


AM5時過ぎにタクシーに乗車して陣馬方面へ向かった。
この付近、奥羽本線の有名撮影地があり、かつての寝台特急あけぼのや、日本海の撮影で賑わったお立ち台や、その他ポイントが点在する鉄道撮影のメッカなのだ。
大館を出発する時、駅にカシオペアが止まっていたので、詳しいスジは把握してなかったけどどうにか先回りできそうだった。


まずは長走風穴高山植物群落付近のお立ち台の様子を見るためタクシーを止めてもらった。
行ってみればまだ明けきらぬ中すでに多くの撮影者が陣取っておりスペースもあまりなさげ。
そして何より線路沿いを覆う密集した木々の枝葉が想像以上にすごくて、かつてのような美しい写真は撮れそうもなく、そうそうにこの場所は諦めて駅方面へ。
S字の撮影地で最後の撮影をすることに決めた。
思えばこの時途中降車なんて余計なことをしていなければあるいは結果が違っていたのかもしれない。


タクシーは陣馬駅先の踏切で降りて、そこからは歩いて山道をポイント目指して歩いた。
陣馬駅から15分程度と撮影地情報には書いてあったけど、舗装された道ではないので重たい三脚や脚立を乗せたカートは進みが悪い。
このことも後に起きる悲劇の一端となるわけだが・・・。


いよいよその撮影ポイントを発見した時、私の耳に踏切が鳴る音が聞こえてきた。
まだ始発は走っていない。
となるとこの時間だし貨物かカシオペアかの2つに一つ。
まだカシは大丈夫だろうとやってくる列車をのぞき込むと・・・。
はい、まさかのカシオペアでした(笑)。
ようやく露出が出始めてきた陣馬の山を、さっそうと駆け抜けていく虹釡。
客室から外を眺めている乗客と目が合ったような気もしました。
そんなシーンをただ茫然と眺めることしかできなかったわけです。
まだ何一つ撮影機材をバッグから取り出してもいませんでした。


誤算でした。
詳しいスジがネットに流れてこなかったので、自分なりに考えて計算して、だいたいこの付近は6時くらいだろうと当たりをつけていたわけですが、実際にはそれよりも30分近い5:35分頃、陣馬駅付近を通過していったのです。
青森着が7時ってなっていたから、だいたいその1時間前かなと思ったけれど甘かったようです。
そもそも一番最初は青森着は8:30くらいって載ってなかったっけ?
どうせならそっちのスジで来てくれれば、時間的にも露出的にももっと撮影の幅が広がっていたはずなのに。


あの時俯瞰のお立ち台を覗きにいかなければ・・・。
そもそもとっくに起きてたのに、余裕こいてホテルでグズグズしてなければ・・・。
もっといえば、上越線内で出会った同業の方からスジを詳しく教わっておけば・・・。
いや、大館なんて中途半端なところじゃなくてもっと北上して宿泊してれば。
だったら当初の覚悟通り駅でマルヨでもなんでもしてれば。
いろんな後悔が訪れましたが、もちろん後の祭りです。
大館のホテル宿泊代、そしてここまでのタクシー代、合わせて諭吉ちゃんが1枚旅立った、それだけが現実として残りました。


こうして不完全燃焼で終えたカシオペア紀行追っかけの旅。
最後は締まらなかったけど、それでも村上あたりまでは上手くいってたんだから全てが悪かったわけではない。
撮影的には詰めが甘かっただけで、羽越線と奥羽線を乗り鉄して大舘で温泉に入ってきた、そんな旅の締めだった、そう思えばいいんじゃないですかね。
そんなことよりも、早朝から帰路に着いたとはいえ、自宅に帰り着いたのがまだギリギリ午前中だったってことが驚きましたよ。
接続がよかったとはいえ、あんな陣馬駅なんて秋田と青森の県境の山奥からそんなに早く戻れるのだねぇ。
鉄道旅はまだまだ奥が深いです。



北海道編から続いてきた私の夏休みの旅路も、これにていったん終了です。
休みは残り2日。
日曜日にカシオペアが上りで戻って来るけど、天気も悪げだしパスするつもりです。
また10月のクルーズの撮影を楽しみにまとう。信州カシオペアもね。

2018/08/28

北海道てつ旅2018晩夏〜その7 エントモ岬から四季島を撮影!

いよいよ今回の旅の行程も最後の時を迎えた。
最後の締めはビシッと撮影。
火曜日なので本州からやってきた四季島をしとめるべく、室蘭本線へとやってきた。


札幌から乗ったスーパー北斗を降り立ったのは伊達紋別駅。
そこからタクシーに乗車して撮影ポイントを目指した。
時間の都合上伊達紋別からのタクシー乗車になったけど、撮影区間としては有珠~長和間となります。
両駅の中間地点くらいにある、エントモ岬という岬から撮影するのです。
長和からも有珠からもギリギリ徒歩圏だけど、遠いのは間違いないので伊達紋別からタクシー利用が一番かと思われますね。
車で行けるギリギリの位置まで行っても2,000円かからないし。


さて、タクシーを降りてからの道のりが殊の外険しく、キャリーバッグなど転がせない草ボーボーの未舗装の獣道をひた歩くこと10数分、視界が開け対岸が覗けるポイントにたどり着きました。
肉眼ではわからないけど望遠レンズで覗いたら、彼方に見えるのは確かに室蘭本線のようです。
もうちょっと奥に行っても同じように視界が開ける場所があり、撮影ポイントは点在するみたいです。
私が撮ろうと思ったのはこんな断崖絶壁地点。



一歩間違えれば滑落の危険性もある怖い場所だったけど、そこが一番きれいに構図が作れそうだったのです。
木々の間から抜けるように、慎重に三脚を設置。



ここにたどり着くまでに一回分かれ道を間違えていたせいで、直前のスーパー北斗は撮り逃してました。
そのあとは単行が1本上りでくるだけで、実質四季島がぶっつけ本番になります。
それだけに失敗しないように、あまり時間がない中必死にファインダーを覗いて構図を探りました。
持参したレンズの最長300ミリではやや足りないようなので、APS-Cモードに切り替えて撮ることにします。


時刻は15:15。
四季島の推定通過時刻になった頃、それまでドン曇り状態だった空からわずかに太陽が顔をのぞかせました。


四季島をエントモ岬から望む


今回の行程、日差しを拝むシーンはあまりなかったので嬉しい嬉しいご来光でした。
やっぱり多少でも日の光があると、世界は一気に輝いて見えますね。


TRAIN SUITE 四季島@エントモ岬
TRAIN SUITE 四季島@エントモ岬 posted by (C)Tylor α99 II SAL70300G APS-Cモード
室蘭本線/有珠-長和


クルーズトレインらしく、ゆっくりと海沿いを走行していきました。
それは旅の最後を飾るにふさわしい忘れられない美しいシーンでした。
これまで天候に恵まれず7‐3の編成写真ばかりしか撮れてなかったので、最後の最後に北海道の雄大な風景写真を撮れてうれしく思います。


四季島が行った直後に響いた警笛。
上りのスーパー北斗が四季島とすれ違ったようです。
こいつが正真正銘、今回最後の被写体です!


キハ281系特急スーパー北斗@エントモ岬
キハ281系特急スーパー北斗@エントモ岬 posted by (C)Tylor α99 II SAL70300G APS-Cモード
室蘭本線/有珠-長和


振り子を大きく傾けて、全速前進で函館に向かっていきました。


こうして3泊4日の短い北海道遠征は無事終了となりました。
帰りはこれまで一度も訪れたことのなかった長和駅まで歩いていき、そのまま新千歳空港まで向かい地元へと帰還しました。
北の大地から戻るときはいつだって名残惜しいものですね・・・。



夏休みはまだまだ続きます。
いったん休息をとった後、お次はカシオペア紀行東日本ゆったり周遊コース撮影ですね。

北海道てつ旅2018晩夏〜その6 留萌本線乗りつぶしの旅

昨日は旭川に宿泊していた。
今朝はまず留萌本線の乗り鉄をしようと目論んでいた。
留萌本線は深川から出ているので、ほど近い旭川に宿泊すれば朝一番の列車に間に合う。


留萌本線は、本線を名乗っているものの、走行距離は50キロほどで駅数も12しかなく、「日本一短い本線」である。
先般、留萌~増毛までが廃止され話題になった路線だけど、その後この路線の完全廃止報道も一部で出ていたので、いつそうなってしまうかわからない以上、機会があればぜひ乗っておきたかった。
増毛までは結局乗らずに終わっていたので、今回は後悔をなくすために行程に組み込んでいたのだ。


深川から出発したとき、乗客は私を含め7~8人くらい。
1両編成のキハ54だけど、持て余すくらいのガラガラ状態だった。
8人のうち、半数は鉄っちゃんと思しき人たちであり、三脚を設置して走行動画を撮影する人もいるなど鉄分濃い目の車内だった。


留萌本線に乗ったことのなかった私のイメージでは、海沿いとか、平野部を走るのかな?という漠然としたものがあったけど、実際はかなりの山間部を走っていて、自分の想像からはかけ離れた路線だった。
その名も峠下駅というのがあるのがその象徴。
あんな山奥にポツンと駅があってもだれも利用しないんじゃ?と疑問を持ったが、ポツポツと小さな集落はあるようだった。


留萌本線の駅舎はどれシブいものばかりだったけど、恵比島駅はもっとも趣があっていい駅舎だなと思った。



でもなんで「明日萌駅(あすもい)」って表示が出てるんだろう?と思ったら、どうやらこの駅舎はNHKの連続テレビ小説「すずらん」のロケ現場として使用されて、当時のままセットが残されているようだった。
なるほど、そういえば聞いたことがあるような気がする。
JR北海道の駅にはそうしたドラマや映画のロケで使われたものが他にもあったと思うし、それだけシブくて魅力的なものが多いって事かな。


列車は小一時間で終着の留萌に着いた。
ここまで数人途中下車したけど、途中乗車してくる人は皆無であった。
これがこの路線の現実かと暗い気持ちになったものだ。
鉄道が住民の足になれてない以上、廃線の話題も避けられないのは致し方ないことかもしれない。



留萌に着いたけれど、ここから特にどこかへ行こうというわけでもない。
もっと時間があれば町を散策したり、バスで増毛港の方へ繰り出してみるのもいいかもしれなけど、この後の行程を考えると来た列車の折り返しで戻らなければならず、30分弱のその待ち時間でじっくりと二度と来ないかもしれない留萌駅を目と写真に焼き付けておいた。



駅前にはタクシーが数台止まっているなど、一定の観光客は訪れているようだ。
やっぱり鉄道ファンが多いのかな?
そういえば園児たちが遠足かなんかで訪れていて静かな町に似つかわしくないほど賑やかだったけど、ずいぶん渋いところに遠足に来るんですね(笑)。帰りはさっきの恵比島駅で下車してたし・・・。
先生の趣味かな?



駅舎内もじっくり眺めておく。



窓口で「わがまちご当地入場券」と硬券を買っておいた。
こうして滞在わずか30分ほどだったが、確かな足跡をここに刻み、再び深川を目指して列車に乗車した。
帰りは当然、行きとは反対側の車窓を楽しみながら・・・。


今回の北海道遠征の短い期間中、存続が危うい路線の乗りつぶしはどこかは必ずやっておきたいと考え、札沼線や夕張支線などを抑えて留萌本線をチョイスしたわけだけど、乗っておけてよかった。
駆け込み需要が始まって無駄に混み合う前にのんびりじっくりと味わえたしね。


こうして深川まで戻った私は札幌経由で室蘭本線までこの旅最後の撮影に向かうのであった。

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